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中央農研オープンラボ活用促進セミナー「地域伝統・在来作物の病害虫防除対策と環境保全型農業技術によるブランド化」

情報公開日:2014年1月28日 (火曜日)

1.趣旨

長年、日本各地の食文化や習慣の伝承的役割を担ってきた農作物は、我が国の貴重な財産である。それらは、その地域の人間性や社会性を育む媒体として文化の維持・継承に寄与してきた。我が国の地域農業を理解する上において、それら伝統・在来作物の安定生産を確保することは深い意味があると考えられる。
一方、我が国の農業生産は、国内消費食材の約6割を海外産に依存していることから、世界の農作物貿易に大きく影響される。近年では、環太平洋連携協定(TPP)等の国際協議の進捗が世間を賑わし、我が国の今後の農業振興の行方を大きく左右する状況となっている。
環境保全型オープンラボでは、過去4回の活用促進セミナーで参加者から発案された意見を元に、連携研究員登録制度や理化学研究所との共同研究事業の新設を行うとともに、これら新事業設立で培った関東東海北陸17都府県等との連携に基づき、その発展型として具体的研究課題の提案等を行ってきた。
本年度は、日本全国の各地域で小規模ながらその地域の食文化や習慣・風習などを支えている伝統作物に焦点を当て、日本古来の農作物のブランド化に貢献する環境保全型病害虫防除技術について考える。これは、TPPに対処するための農地の大規模化等には馴染めない高齢化が進む地域農業の一つの方向性を示すことにも繋がると思われる。
このような背景を受けて、本年度のセミナーでは地域伝統・在来作物の生産に関する現状を関係者間で共有するとともに、環境保全型病害虫防除技術を用いた伝統作物のブランド化戦略について議論する。

2.開催日時及び場所

日時:平成26年2月25日(火曜日) 13時30分 ~ 平成26年2月26日(水曜日) 12時00分

場所:農研機構 中央農業総合研究センター 環境保全型病害虫防除技術開発共同実験棟(環境保全型オープンラボ)2階セミナー室

3.参加募集範囲

公設試験研究機関の研究者、農業普及指導員、独立行政法人・大学・民間企業等に所属するオープンラボ利用者又は利用希望の研究者等

4.内容

  • (1) 開会
  • (2) セミナー
    • コーディネーター 病害虫研究領域 津田 新哉
    • 1)伝統・在来作物についての総論
      • 「日本の伝統野菜-由来と現状、多様性、可能性」
        • (公財)東京都農林総合研究センター 所長 望月 龍也
    • 2)行政組織における伝統・在来作物に対する取り組み
      • 「伝統作物に関連する農林水産省の取組について」
        • 農林水産省大臣官房政策課 研究専門官 西尾 善太
    • 3)地域における伝統・在来作物に対する取り組み(病害虫対策等の事例紹介)
      • 「加賀・能登の特産伝統野菜の取り組み」
        • 石川県央農林総合事務所津幡農林事務所 所長 谷口 光男
      • 「岐阜県飛騨地域特産の宿儺かぼちゃの安定生産」
        • 岐阜県中山間農業研究所 試験研究部 部長 袖垣 一也
    • 4)種苗メーカーにおける伝統・在来作物に対する取り組み
      • 「「甲ではない。」伝統野菜という名の品種」
        • 福井シード株式会社 代表取締役社長 井村 裕治
    • 5)総合討論
  • (3) 都県参加者からの報告
    • 自治体管内における地域伝統・在来作物栽培の現状とそれらに発生する病害虫対策、およびそれら作物のブランド化に向けた試み(事例紹介)

5.参加申込

参加を希望される方は、2月17日(月曜日)までにお申込みください。
申込先:農研機構 中央農業総合研究センター 企画管理部 業務推進室 交流チーム
Tel:029-838-7158 Fax:029-838-8574
電子メール:Email
申込書にお名前、所属、役職、宿泊の要不要等を記載、メールかFaxでお申し込みください。

法人番号 7050005005207