イベント・セミナー詳細

専門家

水曜会(第693回)

情報公開日:2015年10月13日 (火曜日)

日時

平成27年10月27日(火曜日)13時30分~

場所

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7707(企画管理部 業務推進室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

今回の水曜会は、今年度の日本獣医学会獣医学奨励賞を受賞した豚丹毒菌の病原性とワクチン開発に関する演題1題を予定しております。
参加希望者の事前登録は不要、当日参加も可能です。皆様のご来聴をお待ちしております。

内容

座長:下地 善弘(動衛研)

豚丹毒菌のゲノム解析に基づく病原性解析およびワクチン開発(20分)

○小川 洋介(農研機構 動物衛生研究所 細菌・寄生虫研究領域)

豚丹毒菌Erysipelothrix rhusiopathiaeは豚に急性敗血症や慢性の関節炎を引き起こすグラム陽性の細胞内寄生菌である。本疾病は、家畜伝染病予防法により届出伝染病に指定されている。本病の予防のために生ワクチン・不活化ワクチンが利用されているが、国内では近年、豚丹毒の発生報告が増加しており、本疾病は、畜産経営上、極めて重要な感染症として認識されている。
これまでに、豚丹毒菌の生ワクチン株にMycoplasma hyopneumoniaeのP97付着因子抗原遺伝子を組込んだ豚マイコプラズマ肺炎に対するベクターワクチン候補株を開発した。現在は、豚丹毒菌の病原性発現機序を詳細に明らかにした上で、安全で免疫誘導能に優れた弱毒株を作製し、この弱毒株を利用したベクターワクチンを開発することを最終目的としている。そのために、豚丹毒菌強毒株 Fujisawa 株の全ゲノム配列を決定し、さらに、豚丹毒菌の主要な病原因子である莢膜多糖の解析を行った。本発表では、豚丹毒菌をワクチンベクターとしたワクチン開発、豚丹毒菌強毒株である Fujisawa 株のゲノム解析、ゲノム配列情報を利用したワクチン開発および病原性解析について紹介する。

法人番号 7050005005207