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水曜会(第695回)

情報公開日:2016年2月24日 (水曜日)

今回の水曜会は、今年度退職される津田知幸所長、磯部尚バイオセーフティー管理統括監、岩村祥吉動物疾病対策センター長、播谷亮上席研究員の特別講演を予定しております。
参加希望者の事前登録は不要、当日参加も可能です。皆様のご来聴をお待ちしております。

日時

平成28年3月17日(木曜日)13時30分~

場所

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7707(企画管理部 業務推進室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

内容

座長:木村 久美子(動衛研)

ミクロの世界の魅力 ー病理形態学の持つ説得力ー(30分)

○動物衛生研究所 病態研究領域 播谷 亮

大学で病理標本を顕微鏡観察した瞬間、ミクロの世界に魅せられた。以来、今日までずっと、ミクロの世界を旅して様々な風景に出会ってきた。今回は、私が目にしてきた魅力に溢れたミクロの世界を皆様に紹介しつつ、病理形態学の持つ説得力について言及したい。

座長:吉岡 耕治(動衛研)

定年退職を前に思うこと(30分)

○動物衛生研究所 動物疾病対策センター長 岩村 祥吉

家畜衛生試験場から始まり、名称は動物衛生研究所に変わったものの、これまで30年以上にわたり大変お世話になった。生化学第1研究室の仮配属での見習いを皮切りに、保健衛生研究室あるいは臨床繁殖研究室で主に雌豚の繁殖障害に関わる仕事をするなかで、家衛試内での実験豚での試験のみならず、当時は家衛試近辺にも多く点在していた養豚農家での野外試験や、研究室や講習会等での都道府県職員の方々との情報交換、民間企業との共同研究なども経験させてもらった。また、2年間の行政勤務や、実験動物管理科以降12年にわたって研究を離れての業務も経験した。自身の業務で経験したことに触れながら、これまでの期間を振り返って思うことを紹介させていただきたい。

座長:坂本 研一(動衛研)

38年間を振り返って(30分)

○動物衛生研究所 バイオセーフティー管理統括監 磯部 尚

昭和53年4月入省以来38年間にわたり家畜衛生試験場および法人化後の動物衛生研究所に在職した。鶏病支場での15年間、本所での23年間を振り返り、鶏ロイコチトゾーン症、鶏コクシジウム症、鶏マラリアなど鶏の寄生虫病に関する研究や感じたことなどを紹介したい。

座長:坂本 研一(動衛研)

研究所生活を振り返って(30分)

○動物衛生研究所 所長 津田 知幸

1980年に農水省家畜衛生試験場に筑波移転後第2期生として採用され、製剤研究部で初めてウイルスの仕事を始めました。翌年には小平に転勤となり、移転後の乏しい施設と器具を使っての研究や牛疫ワクチン製造、口蹄疫の緊急病鑑や動物検疫所への協力、加えてタイでの技術協力など現在の海外病研究の礎となる様々な経験をさせていただきました。海外病部に特殊実験棟が新設されたものの口蹄疫ウイルスの国内導入は果たせませんでした。しかし、1994年に九州支所に異動した後はPED、牛の異常産、イバラキ病、豚コレラ疑似事例と立て続けに重要な感染症対応を経験し、口蹄疫に至っては勤続20と30年の節目の年に2度も関わることになりました。昆虫媒介性ウイルス実験棟や高度安全研究施設の設計に関与したことも良い思い出です。研究面では九州支所におけるアルボウイルス研究の基盤を築けたことが一番の思い出です。アルボウイルス研究はウイルス、脊椎動物宿主、ベクターの3つの側面から研究を進める必要がありますが、支所の全職員の力によって非常に効率的に進めることが出来ました。同時に各県の家畜保健衛生所、NOSAI連、鹿児島県、鹿児島大学など多方面の皆さんの協力にも感謝します。最後の10年間は研究所の管理運営に携わりましたが、研究所最後の卒業生となることに一抹の寂しさを感じます。

法人番号 7050005005207