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水曜会(第699回)

情報公開日:2016年12月 6日 (火曜日)

今回の水曜会は、2014年11月~2016年11月に長期在外研究(米国立衛生研究所/国立アレルギー・感染症研究所)を行った舛甚 主任研究員の帰国報告会を予定しております。
参加希望者の事前登録は不要、当日参加も可能です。皆様のご来聴をお待ちしております。

日時

平成28年12月14日(水曜日)13時30分~

場所

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7937(企画管理部 企画連携室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

内容

座長:村山 裕一(動衛研)

異常プリオン蛋白質特異抗体を用いた新規プリオン病診断法の確立(30分)

○舛甚 賢大郞 (農研機構 動物衛生研究部門 越境性感染症研究領域 プリオン病ユニット)

2014年11月から2年間、米国立衛生研究所/国立アレルギー・感染症研究所 ロッキーマウンテンラボラトリー[National Institute of Health (NIH) /National Institute of Allergy and Infectious Diseases (NIAID), Rocky Mountain Laboratories (RML)]において、標記の課題で農研機構の長期在外研究を行った。
プリオン病は、脳内に空胞変性と異常プリオン蛋白質の蓄積を主徴とする致死性の神経変性疾患である。異常プリオン蛋白質は宿主内に存在する正常プリオン蛋白質の構造異性体で、正常プリオン蛋白質から異常プリオン蛋白質への構造変換がプリオン病の発病機序に関わっていると考えられている。プリオン病はヒトおよび動物に認められており、動物のプリオン病としてウシの牛海綿状脳症(BSE)、ヒツジ・ヤギのスクレイピー(scrapie)およびシカの慢性消耗病(CWD)などが挙げられる。これまでに、プリオン病の生前診断法は確立されておらず、特に個体への負荷を最小限に抑えた非襲性の異常プリオン蛋白質検出技術の開発とそれに基づいた診断法の確立が強く望まれている。
本在外研究では非襲性の生前診断法の確立を目指し、越境性感染症研究領域 プリオン病ユニットで作出された異常プリオン蛋白質特異抗体と在外研究先にて開発されたプリオン高感度検出法であるReal time quaking induced conversion (RT-QuIC)法を融合した新たな異常プリオン蛋白質高感度検出技術の開発を試みた。今回の水曜会では在外研究内容と併せてNIH/NIAID/RMLの研究体制等についても紹介したい。

法人番号 7050005005207