イベント・セミナー詳細

一般 専門家 企業

農研機構-MARCO国際シンポジウム「気候変動下のイネの高温障害にたちむかう国際観測ネットワーク MINCERnet」

情報公開日:2017年12月12日 (火曜日)

農研機構-MARCO国際シンポジウム
「気候変動下のイネの高温障害にたちむかう
国際観測ネットワーク MINCERnet」

NAROロゴ MARCOロゴJIRCASロゴ

農研機構 農業環境変動研究センターは、平成30年1月26日(金曜日)、つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3)において、農研機構-MARCO国際シンポジウム「気候変動下のイネの高温障害にたちむかう国際観測ネットワークMINCERnet」(NARO-MARCO Symposium 2018 on "MINCERnet: Multi-site monitoring network to cope with the heat stresses of rice under the climate change"(January 26, 2018, Tsukuba) ) を開催します。

わが国及び海外におけるイネへの温暖化影響に関心のある方々のご参加を、心よりお待ちしています。

MINCERnet symposium poster

開催日時

2018年1月26日(金曜日) 9:30 ~ 17:00

開催場所

つくば国際会議場(茨城県つくば市竹園2-20-3) 中会議室202

主催

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構) (NARO)

共催

国立研究開発法人 国際農林水産業研究センター (JIRCAS)

後援

農林水産省農林水産技術会議事務局、 日本農業気象学会、 日本作物学会

使用言語

英語

開催趣旨

異常気象の多発や地球温暖化の進行が作物生産の脅威となることが懸念されています。なかでも、コメは世界人口の半数以上が主食としているため、高温障害、特に高温不稔による減収への対策は、世界的に喫緊の課題です。

高温による作物の減収に対する適応策については、栽培、育種など複数の分野で研究・開発が進められていますが、イネの場合は高温不稔に直接関与する水田の群落微気象などの環境データが世界的に不足または欠落しているため、誤った要因解明や影響評価がなされ、適応策の有効性を正しく評価できない可能性があります。

このため、農研機構農業環境変動研究センターでは、モンスーンアジア農業環境研究コンソーシアム(MARCO)の枠組みを活用して、世界の高温稲作地域を横断する国際観測ネットワーク(MINCERnet)を組織し、群落微気象と高温障害・収量のモニタリングを実施してきました。

本シンポジウムでは、各国のイネ高温不稔の実態を報告し、これまでのモニタリング結果を総括するとともに、近年、適応策として有望視されている高温不稔耐性品種の導入や早朝開花による高温回避等の有効性を実証的に評価するための、今後のMINCERnetの展開について議論します。

また、気候変動に対して脆弱な開発途上地域を含む国際観測ネットワークを通じた国際協力について、その重要性と農研機構の活動をご理解いただくことを目的として、標記の国際シンポジウムを開催します。

本モニタリングネットワーク研究は、地球環境保全試験研究費および科研費(15H02650)の助成を受けて実施しています。

プログラム(予定)

9:30 開会挨拶 井邊 時雄(農研機構 理事長)
9:45 国際観測ネットワークMINCERnetについて
吉本真由美 (農研機構 農業環境変動研究センター)
福岡 峰彦 (農研機構 食農ビジネス推進センター)
世界の多様な水田群落熱環境と高温不稔発生の実態
10:15 オーストラリアの水田では酷暑環境でも予想よりイネ高温不稔が少ない
松井 勤 (岐阜大学)
10:45 中国長江流域の水田の多湿・弱風の気象条件下におけるイネ高温不稔
Xiaohai Tian (Yangtze University, 中国)
11:15 アメリカ南部における高夜温とそれがイネの稔実に及ぼす影響
Lee Tarpley (Texas AgriLife Research, アメリカ合衆国)
11:45 - 13:15 昼食
高温不稔に対する適応策とMINCERnetの今後の展開
13:15 フィリピンの水田での高温不稔の実態と高温耐性品種作出のための圃場試験
Norvie L. Manigbas (Philippine Rice Research Institute, フィリピン)
13:45 イネの開花時刻は栽培された場所の地理的条件と気象条件によって異なる
小林 和広 (島根大学)
14:15 熱帯の水田における高温不稔の実態と高温障害適応策としての早朝開花性
石丸 努 (農研機構 中央農業研究センター)
14:45 - 15:15 休憩
将来の水資源の変動下のコメ生産影響評価へのMINCERnetの活用
15:15 スリランカにおける高温と乾燥ストレスがイネに及ぼす影響
WMW. Weerakoon, Silva Chandradasa (Field Crops Research & Development Institute, スリランカ)
15:45 西アフリカでの不安定な水環境とケイ素施肥がイネの高温ストレスに及ぼす効果
辻本泰弘 (JIRCAS), Wilson Dogbe (SARI-CSIR, ガーナ)
16:15 総合討論:これまでのモニタリング結果の総括と今後の研究の展開について
16:45 閉会挨拶 中島 一雄 (JIRCAS, プログラムディレクター)

参加申込み

事前参加登録の受付は終了しました。

開催事務局・問い合わせ先

〒305-8604 茨城県つくば市観音台3-1-3

農研機構 農業環境変動研究センター

MINCERnetシンポジウム事務局

E-mail: mincer2018@ml.affrc.go.jp