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水曜会(第708回) *演題が一題になりました

情報公開日:2019年1月29日 (火曜日)

※演題が一題になりました。

今回の水曜会は、農研機構 畜産研究部門 家畜育種繁殖研究領域有用遺伝子ユニット 田上貴寛 上級研究員と生物機能利用研究部門 動物機能利用研究領域 動物生体防御ユニット 上西博英 ユニット長のお二人をお招きし、ご講演いただく予定でしたが、田上貴寛 上級研究員のご講演はご都合により急遽取りやめになりました。
つきましては、上西博英 ユニット長のご講演を13時30分から開始しますので、皆様の御来場をお待ちしております。

日時

平成31年1月30日(水曜日)13時30分~

場所

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7937(企画管理部 企画連携室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

内容

座長:川嶌 健司(動衛研)

遺伝子多型に着目した豚の抗病性改良~その可能性と課題~(60分)

○上西 博英(農研機構 生物機能利用研究部門 動物機能利用研究領域 動物生体防御ユニット)

養豚業における生産性を損なう原因として感染症は極めて重要である。特に慢性疾患については、斃死、損耗のみならず、飼料効率や繁殖性、生産物として豚肉の品質低下にもつながることが想定される。感染症対策でまず重要となるのは飼養管理やワクチン接種等による防疫対策であるが、経費上の制約、あるいは病原体そのものの変異等、問題点も多い。我々は、これらとは別の感染症へのアプローチとして、豚自身の遺伝的な抗病性を向上させ、感染症による生産性低下を抑制する手法の開発に取り組んでいる。特に、感染の最初期において病原体認識に関わり、その後の免疫応答に多大な影響を及ぼすパターン認識受容体に注目し、豚において病原体認識等の分子機能に影響する遺伝子多型を多数発見してきた。その中のいくつかについては、実際に個体レベルでの抗病性や免疫能の改善が期待できることも明らかになっており、豚の品種改良において抗病性改良DNAマーカーとしての利用可能性を提示している。本講演においては、これらの遺伝的な豚抗病性改善についての研究の現状と可能性について概説するとともに、豚の抗病性改良における様々な新規技術利用の情勢や、DNAマーカーの産業利用上の問題点についての解説を行う。