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水曜会(第712回)

情報公開日:2019年8月16日 (金曜日)

今回の水曜会は、新規採用職員による一般演題1題を予定しております。
参加者の事前登録は原則不要、当日参加も可能です。皆様の御来場をお待ちしております。

日時

令和元年8月21日(水曜日)13時30分~

場所

国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究部門 講堂
茨城県つくば市観音台3-1-5 (交通案内/会場案内(建物3))
Tel: 029-838-7937(企画管理部 企画連携室 交流チーム)
Fax: 029-838-7907

内容

座長:畠間 真一(農研機構 動物衛生研究部門)

抗腫瘍活性を有するヒトγδT細胞を用いた免疫細胞療法の為の創薬研究(20分)

○熊谷 飛鳥(農研機構 動物衛生研究部門 ウイルス・疫学研究領域 牛ウイルスユニット)

四月から牛ウイルスユニットに配属になりました熊谷です。今回の水曜会では、大学院で行っていました研究内容について発表させて頂きます。近年、キメラ抗原受容体T細胞を用いた細胞治療法や免疫チェックポイント阻害薬をはじめとする免疫療法が、腫瘍に著しい治療効果を示しています。そこで我々は、新規免疫療法の確立を目指し、ヒトγδT 細胞による養子免疫療法に焦点を当てていました。ヒトγδT細胞は抗腫瘍効果を有するNK細胞と比べ増殖能が高く、MHC拘束性でないため、ガン抗原に反応するT細胞の選択も不要です。またキメラ抗原受容体T細胞のような遺伝子改変も必要とせず比較的取り扱いも容易なため、細胞免疫療法の候補として着目してきました。
そこで、in vitroにおいてヒトγδT細胞を効率的に増殖する手法と免疫細胞の細胞障害性を評価する方法の確立を行い、様々ながん細胞種に対しての細胞障害性を確認しました。
また、ヒトγδT細胞のサイトカイン分泌と細胞傷害性を高める組換え体IL-18の作製、マウスを用いた治療方法の検討を行いました。これらの実験から、得られたγδT細胞治療の利点および限界などお話できればと思います。