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農研機構サイエンスカフェ 第14回 おいしい!ヘルシー!話題のもち麦新品種「はねうまもち」

情報公開日:2019年10月21日 (月曜日)

サイエンスカフェとは?

研究者と市民の皆さんが、身近な場所で、お茶でも飲みながら、科学の楽しさについて気軽に語り合う場を作る試みです。農研機構の研究者が、農業研究の最先端から身近な話題までわかりやすくお話します。気軽にご参加いただき、日頃の疑問を専門家に聞いてみて下さい。

参加費無料・申込不要です。

第14回 おいしい!ヘルシー!話題のもち麦新品種「はねうまもち」

11月16日(土曜日)10時00分~11時30分

場所:食と農の科学館(茨城県つくば市観音台3-1-1)

地図(外部リンク:食と農の科学館アクセスマップ)

講師:長嶺 敬(農研機構 中央農業研究センター 作物開発研究領域)

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講師プロフィール
大麦の現場(生産・利用)に役立つ仕事を迅速に進めることをモットーにしています。主な育成品種は、はねうまもち(もち性大麦)、サチホゴールデン(ビール醸造用品種)、キラリモチ(はだか麦)、ふくさやか(小麦)です。最近の活動は、「はねうまもち」や焼酎・大麦粉用品種「ゆきみ六条」を利用した地域での農業・福祉・食品産業連携です。

大麦が多く含む"機能性成分β-グルカン"は食後血糖値の上昇抑制や、コレステロールの抑制、メタボ抑制などに効果があることがTVや雑誌で紹介され "もち麦(もち性大麦)"の需要が急激に伸びています。ところが、国内で流通するもち麦の大半は北米からの輸入大麦であり、消費者や加工メーカーからは国内産もち麦への代替が期待されてきました。

中央農研北陸拠点で育成したもち麦新品種「はねうまもち」は福井県で奨励品種に採用され、北海道網走地区から広島県中山間地まで作付けが広がっています。今春の収穫は全国でおよそ2500トンが見込まれ、国内のもち麦品種では最多の生産量となり、多くの消費者のもとに届くことになります。

食味の優れた国産もち麦のニーズに着目しているのは従来から大麦を取り扱ってきた精麦メーカーだけではなく、生産者自身が精麦加工・直売をおこなったり、食品メーカーが産地との直接契約によって、もち麦商品の開発を行う例が出てきています(図1)。「はねうまもち精麦」は新潟市が認める機能性表示食品制度の「新潟市健幸づくり応援食品」にも認定され、地域では「はねうまもち」を使った健康レストラン活動(図2)、障がい者福祉施設での精麦事業など「はねうまもち」の生産振興にとどまらない地域活性化活動への利用が始まっています(図3)。

人口の高齢化が進み健康に関心を持つ消費者が増えてきているなかで、科学的に健康機能性が立証された「もち麦ブーム」は定着し、「はねうまもち」など食味が優れる国産もち麦が流通するようになると、需要はさらに拡大すると考えられています。中央農研では「はねうまもち」の生産者や食品メーカーなどへの品種紹介などを通じて、普及拡大に努めるとともに、食味や機能性、収量性などをさらに強化したもち麦新品種の開発を進めています。

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お問い合わせ先

農研機構中央農業研究センター産学連携室
電話:029-838-8481

つくば市政策イノベーション部科学技術振興課
電話:029-883-1111

今後のサイエンスカフェについて

農研機構サイエンスカフェは第3土曜日に開催いたします。農研機構およびつくば市のホームページ等で順次お知らせいたします。

農研機構ホームページ:http://www.naro.affrc.go.jp/event/index.html
つくば市ホームページ:http://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/torikumi/kagaku/