果樹研究所

火傷病

火傷病(かしょうびょう)は植物病原細菌が植物に感染して発生する病気です。

果樹では、セイヨウナシ、ニホンナシ、リンゴ、ビワ、マルメロ、鑑賞植物では、ピラカンサ、サンザシ、コトネアスターなどのバラ科植物に火傷病が発生します。
火傷病は、北アメリカ、ヨーロッパ、北アフリカ、中近東、ニュージーランドのセイヨウナシやリンゴの果樹園に発生して、大きな被害を与えています。
しかし、幸いなことに、火傷病は日本では発生していません。

一度発生すると防除が難しく、大きな被害となる火傷病を防ぐには、その侵入を防止し、定着させないことが一番です。

火傷病が日本に侵入しないように、海外旅行に出かけた時に、植物防疫法によって輸入が禁止されている火傷病の宿主となる植物や果実などを国内に持ち込むことはしないで下さい。
また、万が一、火傷病が国内に侵入した場合には、火傷病の国内まん延や定着を防ぐため、火傷病の早期発見と早期防除が重要です。

日頃から果樹園を巡視、観察して火傷病の発生に注意して下さい。火傷病の症状には、花枯れ、葉枯れ、枝枯れなどがあります。
しかし、これによく似た症状を示す他の病気もあります。
果樹園を観察して「いつも見ている病気に似ているけどちょっと違う症状」を見つけたら、最寄りの植物防疫所又は都道府県の病害虫防除所に連絡して下さい。

火傷病の症状

火傷病の症状である花枯れ、葉枯れ、枝枯れ、実腐れ、枝・幹でのかいようについて解説します。