果樹研究所

品種育成・病害虫研究領域

領域長

山田 昌彦 (Masahiko YAMADA)

領域の概要

品種育成・病害虫研究領域では、高品質で栽培しやすい新品種の育成を目指し、落葉果樹の品種改良とゲノム研究、外国からの果樹品種導入を行っています。品種改良は栽培適地で実施する必要があり、他の研究拠点で実施しているカンキツ、リンゴ、ブドウ、カキを除き、ニホンナシ、モモ、ウメ、スモモおよびクリを対象としています。

果樹研究所の前身は農林省園芸試験場であり、1930年代から果樹の交雑による品種改良に取り組んできました。これまでに、ニホンナシでは、「幸水」・「豊水」・「あきづき」など、モモでは日本で最も栽培面積の広い「あかつき」、早生の「ちよひめ」、晩生の「ゆうぞら」など、クリはクリタマバチ抵抗性の「筑波」、「丹沢」、「石鎚」、「国見」、「紫峰」などを育成しており、これらは日本で多く栽培されています。

最近の育成品種については、各品種育成ユニットのページをごらんください。現在では、遺伝資源とゲノム研究を生かし、開発したDNAマーカーによる幼苗選抜を行うことにより、ナシ・クリの品種改良の規模は従来の数倍になっています。

また、環境に優しく、安定・省力的な果樹生産を目指し、ナシやモモなどの病害虫防除技術の研究開発を行っています。温水処理による白紋羽病の治療技術、各種ウイルスの検出技術、虫害に対して最少の適切な農薬散布を目指した土着天敵活用技術、薬剤抵抗性を持つ害虫の識別技術、超音波を利用した害虫防除技術などの開発を進めています。

カンキツグリーニング病は熱帯地域のカンキツの最も重大な病害で、ブラジルやアメリカのカンキツ生産に打撃を与えていますが、地球温暖化の進行により、日本の南西諸島にも侵入しています。この診断・防除技術の開発に取り組んでいます。

日本全国におけるニホンナシ、モモ、クリ栽培面積の品種別割合(2012)
農林水産省特産果樹生産動態等調査(平成24年度)による


nashi24_3dhp.pngmomo24_3dhp.png

 

 

 

 

 

 

 

 

 

kuri24_3dhp.png

 

所属ユニット