果樹研究所

ブドウ・カキ研究領域

 領域長

平岡 潔志(Kiyoshi HIRAOKA)

領域の概要

ブドウ・カキ研究領域では、ブドウとカキに関する次のような研究を行っています。

新品種開発については、大粒で果皮ごと食べられるブドウ、品質に優れた甘ガキなどを目標にしています。また、温暖化等による高温でも着色良好なブドウ品種を開発するためのブドウ着色関連遺伝子の研究、甘ガキと渋ガキを苗の段階で効率的に識別するための遺伝子研究なども行っています。

省力・軽労働栽培については、種なしブドウ栽培のためのジベレリン処理とブドウ病害の原因となる花冠の除去を同時に行う簡便な道具の開発、着・脱容易な防鳥ネットの開発、高木になりやすいカキの樹高を低く維持できるわい性台木の開発、効果的で簡便なカキの脱渋方法の開発などの研究を行っています。

病害防除については、有効な薬剤がないウイルス病対策として、ウイルス感染のない健全な苗を識別する遺伝子診断法の開発、農薬使用を減らした低コスト・環境負荷低減栽培のために、病気の発生生態や伝染経路の解明、病害抵抗性を判別する技術開発などを行っています。

虫害防除については、ブドウやカキに発生する害虫の生態を解明して、適期に適切な防除を行う方法の開発や、害虫を餌にする天敵の探索と天敵が生存しやすい果樹園の環境を解明することで、化学農薬への依存を減らした環境負荷の少ない害虫防除技術の開発を行っています。

花冠取り器
ブドウ花冠取り器

大粒、種なし栽培可能、良食味なブドウ品種「シャインマスカット」
大粒、種なし栽培可能、
良食味なブドウ品種「シャインマスカット」

カキノヘタムシガ幼虫による幼果被害
カキノヘタムシガ幼虫による幼果被害

ボルドー液の散布を中心とした減農薬栽培で収穫した果実
ボルドー液の散布を中心とした減農薬栽培で収穫した果実
(肩の一部には、うどんこ病がでています。)

 

 



所属研究ユニット