果樹研究所

育成品種紹介

うめ種(Prunus mume Siebold & Zucc.)の品種一覧

品種の名称公表日概要
翠香
(すいこう)
2009年9月24日

梅酒や梅ジュースなどの飲料用加工に適したウメ品種「翠香」(すいこう)を育成しました。他の品種にはない芳香があり、上質の梅酒や梅ジュースを作ることができます。

露茜
(つゆあかね)
2008年1月15日

「露茜」は、ニホンスモモ「笠原巴旦杏」にウメ「養青梅」交雑して育成しました。果実は60~70gと大きく、果皮はほぼ全面に赤く着色し、果肉も鮮紅色に着色します。酸味が強く生食はできませんが、赤い梅酒などの原料として利用の拡大が期待されます。
加賀地蔵
(かがじぞう)


育成地である茨城県千代田町では、6月下旬に収穫される中生のウメ品種です。果実は平均で30gを超え、「南高」と同程度になります。収穫期は「南高」より1週間以上早く、果皮の地色は緑色で、陽光面に赤く着色します。ヤニ果の発生は少なく、青梅としての品質良好で、梅干し製品の品質も「南高」と同等以上です。青梅、漬け梅兼用種として利用できます。
八郎
(はちろう)
  「八郎」は「地蔵梅」の自然交雑実生から選抜した中生のウメです。果実は15g前後のやや小さい中梅であり、品質良好な梅干し原料となります。自家結実性が高く、豊産性でヤニ果の発生も少ないため栽培性が優れ、東北地方から九州までのウメ産地に適しています。

育成者権満了品種一覧

品種の名称公表日概要
すももうめ中間母本農1号

スモモとウメの種間雑種で、スモモとウメの中間的な特性を持ちます。果実は酸味が強くて生食はできませんが、赤い梅酒の原料となります。
すももうめ中間母本農2号

スモモとウメの種間雑種で、スモモとウメの中間的な特性を持ちます。果実は70gを超えて大果ですが、糖度は低く酸味が強いため生食はできません。

中間母本とは、品種を育成するための優れている特徴(病気に強いなど)を持っているが、 栽培品種(果実を生産するための品種)としては、適していないものをいう。
品種を開発するための交配を行うことなどに使用している。