北海道農業研究センター

農作物評価利用グループ

(左)無処理        (右)エチレン処理

エチレンの暴露処理で10月下旬から7ヶ月の長期貯蔵が可能

寒地畑作経営の安定と高収益化のためには、新品種に対応した付加価値の高い加工食品の開発や需要拡大に向けた新たな機能性等の特色を持つ食品の開発が求められます。

・バレイショの加工利用技術や長期貯蔵技術の開発

育種グループや実需者と連携して、新規バレイショでん粉等の新品種の能力を最大限に活かした加工利用技術の開発、エチレンを利用したバレイショの長期貯蔵技術の開発を行っています。

・資源作物の機能性の評価と食品の開発

ソバやキクイモなどの資源作物の機能性に注目した食品の開発や機能性成分の評価など、基盤技術の開発に取り組んでいます。

これまでの成果として、大学や民間企業と連携してエチレンによるバレイショの萌芽抑制の生理的なメカニズムを解明し、越冬後の貯蔵後半における高品質なポテトチップス用原料の長期貯蔵技術を確立しました。本技術は地元農協や食品加工メーカーの大型貯蔵施設に導入されており、加工原料の周年供給に大きくな貢献をしています。また、バレイショでん粉の付加価値向上をめざして、新品種「パールスターチ」のでん粉の優れた耐老化性を明らかにしたほか、通常の高リン含量のバレイショでん粉にカルシウムイオンを多く含む水溶液を加えることにより、カルシウムが強化され粘度安定性に優れたバレイショでん粉の製造技術を開発しました。

メンバー

法人番号 7050005005207