北海道農業研究センター

寒地作物研究領域

研究領域の目標

  • 北海道向けの先導的な水稲品種を開発します。例えば、米粉パンや外食産業などの新しい用途に適した品種や、多収で栽培に手間のかからない飼料用の品種を開発します。
  • 米のでん粉などの性質を活かした新たな米粉利用技術を開発します。
  • 水稲やダイズの耐冷性、コムギの越冬性の仕組みを明らかにして、関連する有用な遺伝子を利用するための技術や品種開発のための素材を開発します。

研究の背景

わが国の食料自給率の向上を図る観点から、米の需要拡大や水田の高度利用が稲作における重要な課題となっています。そこで、米の需要拡大に貢献できる水稲品種やエサとして利用できる多収水稲品種が求められています。さらに、北海道においては、作物の安定生産のために、水稲やダイズの耐冷性や秋播コムギの越冬性の飛躍的な向上が重要な課題であり、そのためには遺伝子レベルの研究が不可欠です。

取り組む研究内容

  • 米粉パンなど新規需要用、外食産業等への業務用に加えて、いもち病抵抗性、耐冷性、直播適性にすぐれた先導的な水稲品種、並びに飼料用多収水稲品種(発酵粗飼料用としてTDN収量が1t/10a、飼料米用として粗玄米収量が1t/10a)を育成します。
  • でん粉などの特性を活かした新たな米粉利用技術を開発します。
  • 水稲の耐冷性の機構を解明し、有用遺伝子を活用して育種素材を開発します。
  • コムギの越冬性やダイズの耐冷性の機構解明を進め、関連遺伝子の発現制御技術や育種素材を開発します。

寒地作物研究領域には次の研究グループを設置しています。

研究グループ名 担当研究事項
遺伝子基盤グループ 水稲、大豆の耐冷性機構の解明、小麦の越冬性機構の解明、および育種素材の開発
稲育種・品質グループ 水稲の先導的品種育成と米粉利用技術の開発

 

法人番号 7050005005207