北海道農業研究センター

羊ヶ丘の気象観測データ

羊ヶ丘の気象、新しい平年値の計算方法について

従来の準平年値は、1981年から1992年までの12年間のデータを平均したものである。ただし、日照時間については、1981年から1990年までの10年間のデータの平均値を使用した。
1990年10月までは太陽電池式(旧型)での測定である。これを経験式により新型太陽電池型日射計による推定出力に変換した値を採用した。

新しい平年値

日照時間も含めて1981年から2000年までの20年のデータの平均値を使用した。計算方法は、

{(1981年から1992年までの平年値)x12+(1993年から2000年までの観測値の合計値)}/20
とした。

欠測値の扱いについて

気温と積雪については、
欠測日があっても、半旬の4/5以上の日の観測値があれば半旬平均を算出する。
欠測日があっても、旬の8/10以上の日の観測値があれば旬平均を算出する。
欠測日があっても、月の2/3以上の日の観測値があれば月平均を算出する。

日射、日照、降水量については、
1日でも欠測日があったらその半旬、旬、月のデータは平年値計算に使用しない。

上記により、ある月の平年値が19年分の平均値であり、かつその月の旬や半旬の平年値が20年分の平均値である、という事が生じる。この場合、「旬や半旬値の平年値の一ヶ月平均値」と「平年値として示される月平均値」が相違する場合が生じる。
例えば、降水量について、1994年6月は、月間降水量(札幌管区気象台の値)が5.5mmという少雨月であったが、北海道農業研究センター気象観測所では6月20日が欠測となったので、この月の平均値は平年値値計算から除外してある。一方、6月20日を含まない旬値や半旬の平年値は、この月の値を使っている。このため、月平均値はこの月の少雨傾向を反映しない一方、旬値と半旬値は少雨傾向を反映して少ない値となっている。

4月と10月で積雪の無い日は、積雪ゼロcmとして平均値を計算した。