農業技術革新工学研究センター

総合機械化研究領域

棚栽培果樹用スピードスプレヤー: ドリフト及び騒音を低減できる防除機です。

総合機械化研究領域は4単位のユニットから構成され、果樹・野菜等園芸特産物の生産性向上、高付加価値化及び酪農等畜産の省力・安定生産に資する農業機械・装置の開発に取り組んでいます。 果樹生産工学ユニットは、地域特性に応じた果樹・茶等の生産性向上に寄与する農業機械・装置の開発を行っています。樹冠下の草刈り作業を省力・軽労的に行う小型幹周草刈機、ナシ等の受粉用花粉を効率的に採取するための採花装置、規模拡大や軽労化を狙いとした画像処理技術を適用した安価な農用車両の自動操舵装置を開発しています。 野菜生産工学ユニットでは、業務需要を主とした露地野菜の機械化一貫体系に資する農業機械・装置の開発を行っています。年間の作付け回数を増やすホウレンソウの全自動移植機、安定生産と施肥量の削減を図るキャベツ栽培等の高速局所施肥機やスポット施肥ができるレタス用高精度追肥機を開発しています。また、低コスト生産を図るため、小型で大容量収容部を備える加工用ホウレンソウ等の非結球用収穫機、掘り起こされたサトイモを効率的に回収できる収穫技術を開発しています。 施設・調製工学ユニットでは、野菜・花き等施設園芸の効率化や高付加価値化を可能とする農業機械・装置の開発を行っています。長時間労働が強いられる調製作業の省力化を図るため、ホウレンソウ等の根切り、泥落とし、下葉除去が高能率に行える調製機、ニラ等の高能率な結束連動調量装置を開発しています。また、需要が拡大している接ぎ木苗の低コスト生産を可能とするトマト接ぎ木装置、ミカン栽培等の適期灌水時期が分かる水ストレス計測装置等を開発しています。 畜産工学ユニットは、畜産・酪農の省力・安定生産に資する農業機械・装置の開発を行っています。飼料作物の生産性向上と国内粗飼料の流通を促進するため、開発した不耕起対応トウモロコシ播種機の利用技術、非破壊で迅速にラップサイロの水分を推定する非破壊推定装置を開発しています。また、繋ぎ飼い牛舎における精密飼養管理を確立するための自動給餌システムにおける残飼量測定装置、家畜の衛生管理向上のための豚舎洗浄ロボットの開発に取り組んでいます。

領域長

宮崎 昌宏(みやざき まさひろ)

所属研究ユニット

法人番号 7050005005207