九州沖縄農業研究センター

所長室から

中核的職員研修を開催

九州沖縄農業研究センター所長 山川 理

今回の研修には40歳代前半の方々に集まってもらった。ただし、同世代ということでは九州研にはその倍、26人ほどが在籍している。これだけたくさんではなかなか実質的な研修が難しいため、半分に分けて行うことにした。分ける基準がドクターの有無である。最近の若手は大半がドクターを持って入ってくるし、新たな採用の考え方ではほぼ全員がドクターを持つことになる。

もちろん、ドクターをとることが機構の研究者の目的ではない。しかし、国際的に活躍しようとすれば不可欠であるという現実がある。ドクターをとるには英文で2本、和文で1本、の最低3本の学術論文を書く必要がある。つまり、ドクターをとるということは、しっかり研究をし、きちんと論文にまとめるということが前提であり、どういう研究をするのか、どういう道筋を歩んでいくのかに関わる問題である。いろいろな考え方があると思うが、この研修を機会に自分流の生き方を考えてほしい。(所長挨拶一部抜粋)