九州沖縄農業研究センター

所長室から

「人事異動」「研究強化費」「研究所評価会議」「広報活動」

「人事異動」:所長 山川 理

1月下旬になると4月人事の計画が動き出す。組織は人であり、適材適所が重要であることは誰も異論はないと思う。しかし、これまで組織を管理している者は、後継者育成の観点から、あるいは意欲を引き出す観点から人事を行って来たであろうか。毎年11月になると職員は人事異動希望調書を提出する。私も所長として読ませてもらったが、進路に悩んでいる職員はかなりまじめに書いているように思われる。職員から「どうせ考慮してもらえない」と不満の声も聞こえる。各部長は希望調書を読み、本人面談を行うなど適切に対処してほしい。さらに、私や調整部長にあげなければいけないような案件もしばしば見受けられる。職員のインセンテッブを高め、組織への信頼をより強固にするには、人事と予算が肝心であることを改めて明言したい。

「研究強化費」:人事・目標担当補佐官 門馬信二

1月20日の全所部長会議において研究強化費の改善案が承認されました。従来の強化費と大きく変わりましたが、なかでも報償型強化費の新設には驚いた方も多いと思います。これは素晴らしい成果を上げた研究者に何らかの形で報いたいという所長の熱き思いを具体化したものです。報償型強化費への多数の応募を期待しています。

「研究所評価会議」:体制・評価担当補佐官 望月龍也

1月は高度化事業,各部・全所検討会,組換え体環境安全性評価等に追われましたが,その中でも,バイオマス研究推進態勢,国際シンポジウム(微生物生態)等,所の新しい重点方向の具体化に向けた検討にも取り組んできました。2月は所評価会議の準備が本番を迎えます。中期計画進捗状況の点検を踏まえ,次期計画も見据えた検討を進めることになります。独法化後は評価に追いまくられている感覚が強いのも事実ですが,定型化できる作業をできるだけ効率化するとともに,研究所の底力を高めるためにも,将来に向けた研究シーズを大切にする評価に心がけたいものです。

「広報活動」:広報・情報担当補佐官 増渕隆一

1月26日に研究交流センターにおいて新品種に関する記者発表が行われました。かんしょ(ハマコマチ・ダイチノユメ・アヤコマチ)、さとうきび(Ni16)、水稲(紅染めもち)、小麦(ミナミノカオリ)の4作物6品種ですが、それらを使った試食会の後、山川所長と記者との懇談会が持たれ、当研究センターにおける研究の重点化方向についてのPRが行われました。また、私の居室前では「情報棟」の工事が着々と進行しております。今後の広報活動についてもよろしくご支援のほどお願いいたします。