九州沖縄農業研究センター

農研機構(NARO)植物工場 九州実証拠点

完全人工光型植物工場におけるリーフレタスの高付加価値生産

1. 目的

完全人工光型植物工場におけるリーフレタスの生産性・付加価値を高めるための生産技術を開発します。

2. 内容

現在、完全人工光型植物工場では、主にリーフレタスなどの葉菜類が生産されています。人工光源を用いた閉鎖型植物工場では、天候に左右されず、年間を通じて安定・計画的で、農薬を使用せず、安心・安全なリーフレタスを生産できます。しかし、その一方で、生産コストが高いことが問題とされます。そのため、リーフレタスの生産性を向上させ、生産コストを縮減するとともに、付加価値を高めるための生産技術の開発に取り組んでいます。

発熱が少なく近接照明が可能なハイブリッド電極蛍光管(HEFL)を光源として用い、完全人工光型植物工場でのリーフレタスの生産性の向上について検討します。また、人工光を用いた生産に適した品種を選定するとともに、効率的な培養液管理方法を開発します。さらに、リーフレタスの品種に応じた生産性・付加価値を向上させる環境条件を検討します。

リーフレタスの高付加価値生産

リーフレタスの品種の例