農業環境変動研究センター

環境化学物質分析ユニット

核磁気共鳴(NMR)装置(高度解析センター)

土壌中には、自然由来のヒ素やカドミウムなどの有害元素、過去に使用された農薬に由来する残留性有機汚染物質など、量は少ないながら様々な有害化学物質が存在します。有害化学物質の環境中での挙動を評価するには、有害化学物質の存在量だけでなく、土壌とどのように結合しているのか、すなわち、土壌を構成する成分のうち、どの成分とどのくらいの力で結合しているのかなど、その物質の存在形態を明らかにしていく必要があります。環境化学物質分析ユニットでは、機器分析や化学的手法により、作物や土壌中の有害化学物質の存在量、存在形態を明らかにする技術を開発するとともに、有害化学物質の動態に影響する土壌要因の解析に関する研究を実施しています。

【主な研究テーマ】
・核磁気共鳴(NMR)装置などを利用し、有害化学物質の土壌中での存在形態や有害化学物質の動態に影響を与える土壌要因を明らかにする研究。
・環境浄化資材を利用し、土壌や水中の残留性有機汚染物質等を軽減・除去する研究、および有機フッ素化合物の挙動に関する研究。
・ヒ素やカドミウムを中心に、農作物や土壌などに含まれる有害元素の化学形態別分析法や簡易分析法に関する研究。
・マイクロ抽出法や抗原-抗体反応等を活用した簡易、迅速で省溶媒型の残留農薬分析法の開発、ならびに開発した分析法の後作物残留リスク評価や出荷前検査等への適用性評価に関する研究。


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