農業環境変動研究センター

統計モデル解析ユニット

潜在生息地推定マッピングと要因解析

農業生産の現場から試験研究さらには政策立案にいたるあらゆる段階で、統計学的なデータ解析と数理的なモデリングを踏まえた的確な予測と意思決定を行なうことはつねに必要です。農業研究分野においては、長年にわたって数多くの統計学的・数理的手法が用いられ、数多くの成果を上げてきました。近年では大規模かつ複雑なデータをふまえた新たな理論と手法を開発するニーズが高まっており、それらに応える基盤的研究を推進することが必要です。それとともに、農業環境変動に関わるさまざまなデータを利活用した具体的な課題にも取り組む必要があります。たとえば、生物種発見データや気象データなどさまざまな種類の地理情報を統合し、データの相対的価値の重み付けをすることで、ある生物種の潜在的な存在分布を推定・視覚化する統計手法を開発するという研究テーマもあれば、農業センサスデータや気象データ・土壌データ・生理学的データなどさまざまな種類のデータを統合して生物物理学的なモデルに基いて推定値の妥当性を担保しながら農業生産性指標の推定・予測を行う手法の開発など、当ユニットが対象とする研究領域は基礎理論から実地応用まで幅広くカバーしています。また、得られた研究成果は長年にわたって実施されてきた国ならびに都道府県農林水産関係研究機関などでの統計研修およびコンサルティングを通じて、研究者コミュニティから農業試験・改良普及現場そして行政に至る幅広いエンドユーザーへの普及を図っています。


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