生物機能利用研究部門

薬剤抵抗性農業害虫管理のためのガイドライン案(技術指導者向け)

~抵抗性害虫の発生を早く検知し、被害拡大を防止して有効剤の効力を失わないために~

薬剤の使用履歴、栽培地域、作付け体系、周辺植生等様々な状況を考慮した上で抵抗性対策を地域の実情に合わせて組み立てる必要があります。全国統一的な具体例を示すことができないためガイドライン「案」としています。

増加傾向にある薬剤抵抗性害虫による被害拡大防止のため、農林水産省委託プロジェクト研究(ゲノム情報等を活用した薬剤抵抗性管理技術の開発 平成26~30年度)で実施された研究成果を骨子に、病害虫防除所、公設農業試験場害虫担当者等の農業技術指導層向けに抵抗性管理を円滑に行うためのガイドライン案をとりまとめました。地域の実情に適したガイドラインの策定に役立てていただければ幸いです。

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内容別(下線付項目単位)ダウンロード
薬剤抵抗性管理の概説 害虫種別のガイドライン案
はじめに[PDF:807KB]
害虫種別検定法技術マニュアル
生物検定法 - 遺伝子診断法
作用機構による農薬(殺虫剤)の分類表

動画

抵抗性管理の考え方1. なぜ殺虫剤抵抗性が発達するのか

抵抗性管理の考え方2. 抵抗性発達を遅らせるには

抵抗性管理の考え方3. ほ場で抵抗性発達を測る方法

成虫1頭からのDNA抽出法(ネギアザミウマ)

フェロモントラップで誘殺した成虫からのDNA抽出(チャノコカクモンハマキ)

イネウンカ類の薬剤感受性検定法

チャノコカクモンハマキのテブフェノジド剤抵抗性遺伝子を検出するAS-LAMP法