生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和元年度 ノボキニン蓄積イネ・スギ花粉ペプチド含有イネの生育状況
(収穫 10月2日・3日) (観音台第3事業場隔離ほ場)

令和元年10月2日(水曜日)、3日(木曜日)(※1)、ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの収穫を行いました。

系統ごとに植えたイネは手で刈り、それぞれの系統についてラベルを付け、天日干しするためにはさがけをしました。この後、種子を乾燥させた後に調査に用います。種子の増殖を目的に栽培したイネについてはバインダーで収穫し、脱穀後、ほ場内の乾燥機で乾燥させた後に保管します。
脱穀した後の稲わらは水田内において裁断機で破砕し、この後、土に残った株と共に鋤き込むことで不活化をします。

また、作業に使用した機械は、内部にイネの種子等が残らないように洗浄・清掃しました。
写真中の青いネットは、防鳥網です。

ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネは、6月26日(水曜日)に観音台第3事業場隔離ほ場において田植えを実施し、第一種使用等(※2)による栽培を開始しています。栽培実験の詳細は栽培実験計画書をご覧下さい。

(※1) 10月2日(水曜日)のみで作業が終了しなかったため、3日(木曜日)にも作業を行いました

(※2) 第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用


収穫前の水田の全景


手刈りでの収穫の様子


はさがけしたイネの様子


バインダーでの収穫の様子


脱穀機での脱穀の様子


脱穀後のイネの破砕の様子


稲刈り後の水田の様子


バインダーの洗浄の様子


脱穀機の洗浄の様子


破砕機の清掃の様子