生物機能利用研究部門

遺伝子組換え作物の栽培実験

令和3年度 ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの生育状況(田植えの様子 6月2日)(観音台第2事業場隔離ほ場)

農研機構における令和3年度のノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの栽培実験に関して、令和3年3月26日(金曜日)に栽培実験計画書を公表し、4月21日(水曜日)に開催した説明会にて栽培実験計画を説明しました。
令和3年度はノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネは農研機構の観音台地区内3か所の隔離ほ場で栽培実験を行います。6月2日(水曜日)は観音台第2事業場隔離ほ場の水田にて、これらの組換えイネの苗を水田へ移植し、第一種使用等*による栽培を開始しました。
栽培実験の詳細に関しては、栽培実験計画書をご覧ください。

ノボキニン蓄積イネ及びスギ花粉ペプチド含有イネの苗は、観音台第2事業場隔離ほ場内の施設で育苗を行いました。また、系統ごとに栽培、調査を行う予定のイネは手植えで、種子増殖用のイネは田植機で、それぞれ移植をしました。

*第一種使用等:「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」に基づいた開放系(本実験では隔離ほ場)での使用

田植え前の苗の様子
田植えの様子
(スギ花粉ペプチド含有イネ)
田植えの様子
(スギ花粉ペプチド含有イネ)
防鳥網を設置した水田の様子
(スギ花粉ペプチド含有イネ栽培区画)
田植えの様子
(ノボキニン蓄積イネ)
田植えの様子
(ノボキニン蓄積イネ)
防鳥網を設置した水田の様子
(ノボキニン蓄積イネ栽培区画)
田植機は良く洗浄し、機械に苗が残っていないことを確認しました