作物研究部門

作物見本園

ハトムギ

よくい鳩麦

「ハトムギ」「ハトムギ」「ハトムギ」

英名: Job's-tears
科名: イネ科
学名: Coix lacryma-jobi L.
種類: 穀類(雑穀、食用、薬用)

起源

地図
インド、または東南アジアの原産で、わが国には江戸中期に中国より渡来し、 トウムギ、チョウセンムギと称して薬用または食用に栽培されてきた。

作物的特徴

種子繁殖作物で、直播または移植栽培が行われる。耐湿性は強いが堪水条件で は発芽しない。高温・多照で湿潤な土壌を好み、酸性土壌でも栽培できる。成熟 すると脱粒しやすい欠点がある。

用途

脱穀子実をヨクイニンと称する。ハトムギ茶、焼酎等の原料のほか食用に供さ れる。

生産地

主としてタイ、中国である。輸入量は昭和58年の12.7千トンを最高に、品質上 の理由から、和61年は3.5千トン程度に減少し、国産品への依存度が高まってお り、転作畑での生産が増加しつつある。