次世代作物開発研究センター

作物見本園

カンショ

甘藷、サツマイモ

英名: sweet potato
科名: ヒルガオ科
学名: Ipomoea batatas (L.) Lam.
種類: 糖料(デンプン)、根菜

起源

メキシコを中心とする熱帯アメリカが原産とみられる。この地域には、トリフ ィーダ (Ipomea trifida G.Don.)という野生種が広く分布しており、これが長い 年月のうちにカンショへと改良されていったと考えられている。我が国へは1600 年頃、当時の琉球国から薩摩藩へと伝来し、次第に各地へと広まっていった。

作物的特徴

地下に塊根を形成し、これにより栄養繁殖する多年生草本である。つるが伸長 し、多くは地表をはう。熱帯地方ではよく開花し、さくの中にアサガオに似た硬 実種子を着ける。温暖で排水の良い土壌を好む。

用途

青果用の他に、加工用(蒸切干原料用、でん粉原料用、焼酎原料用、色素抽出 用、ジュース用、β-抽出用等、幅広く用いられる)、茎葉利用用、飼料用等に 用いられる。近年は、豊富に含まれる類や食物繊維の機能性が注目されている。

生産地

熱帯から温帯地域にかけて約900万で作付けされるが、特に中国で多い。東南 アジア諸国、インド、アフリカの一部でも多く作付けされている。我が国では4.5 万作付けされ、最も多いのは鹿児島県、次いで茨城県、千葉県となっている。