次世代作物開発研究センター

作物見本園

成熟期になりました。


6月13日の田植えから132日経ち、全体的に成熟期になりました。左端の白札から右に進んで、次の白札の手前までがひとつの品種です。左から順に「コシヒカリ」「つきあかり」「えみだわら」「とよめき」です。


左から順に「ほしじるし」「あきだわら」「やまだわら」「オオナリ」です。


左から順に「つきすずか」「たちすずか」「くらのぬし」「北陸193号」です。


今年は稲をよくご覧いただけるよう鳥よけの網を張らなかったのですが、まわりにほかの水田がない見本園の小さな水田は、スズメの集中攻撃を受けて、多くのお米が食べられてしまいました


穂をご覧いただくため、10月17日にスズメが食べていない穂を探して採取しておきました。左上隅の「コシヒカリ」から右に進んで、右下隅の「北陸193号」まで、植えてある順に並べてみました。ただし、スズメの害を受けなかった数少ない穂が、必ずしも各品種の平均的な穂ではない場合があるので、ご注意ください。


ここからは各品種を説明します。背景は1cmのマス目で、全体の大きさは縦25cm×横37cmです。左が代表的な主食用米の品種「コシヒカリ」。ほかの新しい品種と比較するために植えました。右が「つきあかり」(2016年品種登録出願、以下同様)。良食味・早生・多収で業務用にも適した、東北中南部・北陸・関東以西向けの新品種です。栽培マニュアルがあります(青文字をクリックするとA4判pdf形式のマニュアルのご案内ページに飛びます)。この品種以降はすべて、農研機構が育成した品種です。


左が「えみだわら」(2018年)。「やまだわら」より早生で、業務加工用に適した多収の関東・北陸以西向けの新品種です。右が「とよめき」(2015年)。多収で冷凍米飯等の業務用に適した東北南部以南向けの新品種です。栽培マニュアルがあります。


左が「ほしじるし」(2011年)。稲・麦二毛作に使える、業務用にも適した多収・良食味の関東・北陸以西向け品種です。栽培暦(温暖地東部用)があります。右が「あきだわら」(2009年)。多収・良食味で業務用にも適した関東・北陸以南向け品種です。栽培マニュアルがあります。


左が「やまだわら」(2011年)。多収で業務加工用に適した関東・北陸以西向け品種です。栽培マニュアルがあります。右が「オオナリ」(2015年)。タカナリの脱粒性を改良した多収の飼料用米の新品種です。飼料用米の品種は穂が大きいです。


左が「つきすずか」(2016年)。縞葉枯病に抵抗性のホールクロップサイレージ用の新品種です。ホールクロップサイレージとは、葉、茎(桿)、子実の全部を収穫し、発酵させて作る飼料のことです。右が「たちすずか」(2010年)。これもホールクロップサイレージ用で、普及面積の伸びが大きい品種です。ホールクロップサイレージ用品種は、葉や茎の量はとても多いですが、穂は小さいです。栽培マニュアルがあります。


左が「くらのぬし」(2017年)。収量の高い飼料用米の関東・北陸以西向けの新品種です。右が「北陸193号」(2007年)。多収で飼料用米等に適する関東・北陸以西向け品種です。西日本向け栽培マニュアル新潟以南版栽培マニュアルがあります。今年の稲見本園のご紹介は、今回で終わりです。ご覧いただき、ありがとうございました。