次世代作物開発研究センター

作物見本園

エリアンサスの穂が出始めました。


秋晴れの下、葉が染料の原料になるアイ(タデ科)の花などが咲き続けています。新たに開花した作物はありません。


今回は花以外のものをご紹介します。オクラ(アオイ科)の果実が、上を向いて育っています。普段食べるものより長く、20cmくらいあります。


見にくいですが、中央に垂れ下がっている30cm以上ある長い褐色の莢がジュウロクササゲ(植物種としてはササゲ。マメ科)です。ひと莢に約16粒の豆が入っています。若莢や完熟豆を食用にします。


シカクマメ(マメ科)の莢。莢の断面が四角なので、この名がついています。主に若莢を食べますが、葉、完熟豆なども食べられます。


ケツルアズキ(マメ科)の若い莢。リョクトウとごく近縁の作物です。日本ではモヤシの原料にしますが、インドなどでは成熟した豆や若い莢をいろいろ調理して食べます。


ちょっと引っ張って、地表に取り出したラッカセイ(マメ科)の実です。殻の右側に見える子房柄の先についています。地上で開花後、この子房柄が伸びて地下にもぐって実をつけます。炒り豆、ゆで豆、菓子、油糧原料等に使います


ホオズキ(ナス科)の実です。まわりの皮が朽ちて網目状になり、中の橙色の実が見えています。地下茎と根を漢方薬に利用できるほか、熟した実は観賞用や遊び道具として利用されてきました。


今度は、背の高い作物をいくつかご紹介します。高さが2m以上あるサトウキビ(イネ科)。茎から砂糖がとれるほか、しぼり粕は燃料、パルプ、飼料等に利用できます。


見本園で一番背が高いのは、3m以上あるモロコシ(ソルガム、イネ科)です。飼料に使います。


7月に株を植えたエリアンサス(イネ科)です。現時点で高さが約2.5mあります。草の量も多いので、ほかの作物が日陰にならないよう、少し離れた場所に植えました。乾物生産量がとても多いため、燃料等としての利用が期待されています。左が「JES1」、右が「JEC1」という品種で、農研機構と国際農林水産業研究センターが共同開発し、この8月に品種登録されたばかりです。


エリアンサスの品種「JEC1」の穂が出始めていました。どんな穂になるのでしょうか。後日ご紹介します。