次世代作物開発研究センター

作物見本園

ヤブツバキの花をご紹介します。


新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「食と農の科学館」(後ろの白い建物)は、休館中です。当面はこのホームページでいろいろな作物の様子をお楽しみいただければ幸いです。さて、この写真はきょう写した菜の花畑(コマツナ。アブラナ科)ですが、この菜の花畑は、もうありません。


きれいな菜の花畑でしたが、きょう全部刈り取って、細断しました。後日、土にすき込む作業をします。農業の試験では、畑を細かく区切って、違う品種を植えたり、いろいろな肥料のやり方を比較したりします。こうした条件の違いが次の試験に影響しないように、一旦、畑全体に緑肥作物を植え、土に残った肥料を吸わせるなどして、畑を均一にする「均一栽培」を行います。菜の花をすき込むのは、少しもったいないように思われるでしょうが、これも次の試験のための、たいせつな作業です。


手前の菜の花は、もうありませんが、今回はその奥に並んでいるヤブツバキ(一般的な椿、ツバキ科)の花をご紹介します。ヤブツバキは観賞用としてだけでなく、種は椿油の原料として、木材は印鑑、将棋の駒、高級木炭の原料などとして利用されます。


一番目の品種は、椿のイメージにぴったりの品種「黒潮」です。伊豆大島原産で、種が大きく、花は濃い赤色です。(1月24日撮影)。


品種「普済院」。伊豆の三宅島原産で、花はうすい桃色です(2月6日撮影)。


品種「篤山」。愛媛県原産の純白の花です(3月18日撮影)。


品種「夢飾り」は、1本の木に、赤と白の割合が異なる、いろいろな花が咲きます(3月18日撮影)。「夢飾り」は、「太郎冠者」×「マーガレットウォーターハウス」の雑種第二代です。


「夢飾り」の赤の斑(ふ)が少ない花(3月12日撮影)。


「夢飾り」の赤の斑がやや多い花(3月18日撮影)。


「夢飾り」の全体がややうすい赤色の花(3月18日撮影)。


品種「あじこ2世」。桃色の花です(2月21日撮影)。


品種「いのくちの香り」。薄赤紫色の花です(2月27日撮影)。


長崎県の五島原産の品種「玉の浦」。縁に行くほど、花びらの色が次第に赤から白になっています(3月18日撮影)。


品種「富成」の濃い桃色の花です。伊豆の利島の原産で、種子がたくさんとれます(3月18日撮影)。昨年4月9日の記事(青文字をクリックすると飛びます)に比べると、まだ寒いためか、どの品種も花が少しちぢこまっている感じですが、春が待ち遠しいので、今年は早めにご紹介しました。