次世代作物開発研究センター

作物見本園

ホオズキの実が色づいてきました。


ホオズキ(ナス科)の実が色づいてきました。ホウズキは植物体全体にアルカロイドを含み、地下茎と根を漢方薬に利用します。熟した実は、観賞用や遊び道具として利用されます。


花が咲いてからのホオズキの様子を振り返ってみましょう。5月13日頃に咲き始めたホオズキの白い花です。


花が咲いてからひと月あまり経った6月16日のホオズキの実です。


約半月過ぎた7月2日、ほのかに色づき始めました。


さらに約半月過ぎた7月16日、てっぺんは、すっかりだいだい色です。


そして、きょう7月21日の様子です。だいだい色の袋は、がくが発達したものです。ホオズキ属の中には食用の植物種もありますが、観賞用などの普通のホオズキには毒性があるので、食べてはいけません。


本日もうひとつの話題はエリアンサス(イネ科)です。昨年7月に植え付けてから1年が経過しました。この1年を振り返ってみましょう。


昨年7月17日に写した植え付け直後のエリアンサス。人の背丈かやや低いくらいの株でした。左が品種「JES1」、右が品種「JEC1」。農研機構と国際農林水産業研究センターが共同開発した、雑草化の危険性が低い栽培系エリアンサスの品種です。


前の写真から2か月半経った昨年10月3日には草丈が2.5mくらいになりました。細かい話になりますが、草丈(くさたけ)と草高(そうこう)は、同じ意味に使う場合と、区別して使う場合があります。この記事では次のように使い分けています。草丈:葉を直立させた場合の、地面から葉の先端までの長さ。草高:作物があるがままの状態で、地面から作物最上部までの高さ。


昨年10月28日には2品種とも穂が出て、穂の先端の高さは約3.5mになりました。


しかし、冬には枯れあがり、枯れススキならぬ、枯れエリアンサスになっていました(2月21日撮影)。


3月中旬に株を高さ30cmくらい残して、枯れた部分を刈り取りました(品種「JES1」、3月18日撮影)。


しかし、生長点は刈り取り位置より下にあって生きていたので、4月23日にはご覧のように再生を始めていました(品種「JES1」)。


前の写真から約一か月後の5月22日には、草丈が2mを超えました。


そして7月21日。きょうは運良く頼りになる助手がいたので、3mの棒を持ってもらいました。草丈3m、草高2.8mくらいあります。エリアンサスはこの旺盛な生育を生かして、燃焼ペレットやバイオガスのためのエネルギー原料、含有成分であるリグニンやセルロースを使った新素材の原料などに活用することが期待されています。