次世代作物開発研究センター

作物見本園

エリアンサスの穂が出始めました。

きょうは気持ちの良い秋晴れ。栽培系のエリアンサス(イネ科)が青空の下で葉を揺らしています。左が品種「JES1」、右が品種「JEC1」。2品種とも農研機構と国際農林水産業研究センターが共同開発し、昨年品種登録されました。

右側の品種「JEC1」では、穂が出てきました。栽培系エリアンサスは、穂が出て開花する時期が遅く、寒さのために発芽能力のある種子ができにくいので、雑草化の危険性が低いことが特徴のひとつです。

これは、先週10月21日に写した品種「JEC1」。穂が見え始めていましたが、開いていません。日差しを受けて、銀色に光っています。

きょう10月26日の時点では、開いていない穂、開きかけた穂など、いろいろな段階の穂が見られます。

きょう、一番開いている穂です。穂の上の方から花が咲き始めています。

見本園のエリアンサスは昨年の7月に植え付けたものです。冬には地上部がほとんど枯れましたが、4月になって高さ30cmくらいの切り株から再生してきました。とても大きくなったエリアンサスの高さを測ろうと長さ4mの棒を持っているのですが、小さくて見えません。

前の写真を拡大しました。棒の先の黄色い目印が4mです。出かかった穂の先端の高さは約4.2mでした。こうした生育の旺盛さを活かして、エリアンサスは、エネルギー原料や新素材の原料などとして利用することが期待されています。

次の作物はトウガラシ(ナス科)です。白い花が多くは控えめに下を向いて、8月から咲き続けています。

花は下向きですが、トウガラシの実は上を向いて、たくさん実っています。写真中央の下の方に、赤い実がチラリと見えます。これからほかの実も色づいてきます。

きょう最後の作物は8月に一度ご紹介したジュズダマ(イネ科)ですが、これは9月30日に撮影した写真です。諸事情のため今年は植え付け時期が遅かったので、寒さで枯れる前に種子をとるのが難しいと判断し、10月初めに株を掘り上げて鉢に移しました。現在は温室で育てています。ハトムギ茶、食用、焼酎原料などに使われるハトムギは、栽培化されたジュズダマの変種です。