次世代作物開発研究センター

作物見本園

今年も残りわずか。多くの作物の地上部が枯れ上がりました。

最低気温が氷点下の日が続く季節となり、資源作物コーナーの永年性作物も、多くは地上部が枯れ上がりました。

栽培系エリアンサス(イネ科)の地上部も枯れ上がってきました。水分がさらに抜ける真冬から春にかけて刈り取り、エネルギーや新素材の原料として利用することが可能です。そのあと、切り株から新しい葉や茎が再生してきます。

一方、つぼみの一部を食用にするアーティチョーク(キク科)は、寒さの中でも緑色の葉をつけています。

ラベンダー(シソ科)の葉も緑色を保っています。

常緑の木本(もくほん)の作物も元気です。左から順に、オリーブ(モクセイ科)、チャ4株(ツバキ科)、少し間が空いて、右端の数株がヤブツバキ(ツバキ科)です。

ヤブツバキ(ツバキ科)の品種「黒潮」のつぼみです。来月には濃い赤いろの花を咲かせることでしょう。

新型コロナ対策で業務を絞り込む必要があったため、この春の見本園の新規植付けは中止させていただきました。ここでは、今年播けなかったため、冷蔵庫の中で来年を待っている作物の種子をいくつかご紹介します(10月22日撮影)。最初は、アズキ(マメ科)。あん、菓子などに使います。1目盛りは1mmです。

アマランサス(ヒユ科)。穀物や野菜として食用にします。

アワ(イネ科)。子実を飯用、団子、菓子、あめなどに使うほか、小鳥の餌にも使います。

キノア(キヌア、ヒユ科)。実をスープに入れたり、粉にしてパン状に加工して食べたりします。

キビ(イネ科)。団子、菓子、飯用などに使います。

ダッタンソバ(タデ科)。ルチンが豊富で、お茶や麺などに利用します。

ハトムギ(イネ科)。ハトムギ茶のほか、食用、焼酎原料などに使われます。

ヒエ(イネ科)。近年、良食味品種が開発されています。

モロコシ(食用ソルガム、イネ科)。実を食用や飼料用にします。

世界中がコロナ禍に見舞われた2020年もあとわずか。きょう12月22日、夕暮れの農研機構構内から見た富士山です。

写真の左上隅に光りはじめた一番星は木星。その右隣にかすかに見えるのが土星です。地球から見た場合、397年ぶりと言われる大接近をしています(最接近は昨日)。来年が、コロナ禍を抑え込む明るい年になることを願いながら、今年の資源作物見本園のご紹介をしめさせていただきます。