果樹茶業研究部門
石鎚(いしづち)
晩生の多収性品種で成熟期は10月上旬です。クリタマバチに抵抗性を示し、果実品質も優良です。
主要特性
- 晩生の多収性品種で成熟期は10月上旬です。クリタマバチに抵抗性を示し、果実品質も優良です。
- 果実は扁円で25g内外の大果で、果肉は淡黄白色 を呈し、肉質は粉質です。
- 双子果はほとんど認められません。
- 品種名は普及の期待される愛媛県の石鎚山にちなんで命名されたものです。
「石鎚」の結実状況
出願番号 (出願日) |
公表日 | 登録番号 (登録日) |
育成者権の存続期間 |
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この品種は、種苗法による品種登録制度が行われる前に育成した品種です。農林認定品種として登録されております。 |
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交配組み合わせ | 旧系統名 | ||
岸根×笠原早生(がんね×かさはらわせ) ・・・交雑年:1948年 | い-5 |
栽培適地
南東北から九州まで栽培されています。
農林認定品種(旧:命名登録品種)
登録番号:くり農林4号
登録年月日:1968年1月16日
育成担当者
梶浦 実、金戸橘夫、佐藤敬雄、松永晴夫、志村 勲、安野正純
発表論文
- 園芸試験場報告A8,p1-6(1969): クリの新品種'石鎚'について