果樹茶業研究部門

育成品種紹介

伊吹(いぶき)

9月上中旬に収穫される早生品種です。早生品種としては双子果、裂果が少なく、品質に優れています。

主要特性

  • 9月上中旬に収穫される早生品種です。
  • 果実は25g程度で果形は帯円短三角形で果頂部はやや尖ります。
  • 果肉は淡黄白色で、果肉はやや粉質で甘味は中程度、香気は少ないです。
  • 早生品種としては双子果、裂果が少なく、品質に優れています。

伊吹(いぶき)_結実状況
「伊吹」の結実状況

出願番号
(出願日)
公表日 登録番号
(登録日)
育成者権の存続期間

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この品種は、種苗法による品種登録制度が行われる前に育成した品種です。農林認定品種として登録されております。

交配組み合わせ 旧系統名
銀寄×豊多摩早生(ぎんよせ×とよたまわせ)・・・交雑年:1947年 E-6

栽培適地

東北から九州までが適地です。

農林認定品種(旧:命名登録品種)

登録番号:くり農林2号

登録年月日:1959年3月

育成担当者

梶浦 実、金戸橘夫、佐藤敬雄、松永晴夫、簗取作次

発表論文

  • 園芸学会昭和34年度春季大会研究発表要旨,p2(1959) : 栗の新品種「丹沢」「伊吹」「丹沢」について
    農林水産技術会議事務局,p89-90(1967) : 伊吹 園芸作物新品種