畜産研究部門

動物行動管理グループ

世界の潮流になっているアニマルウェルフェアに配慮した飼養管理技術を構築するため、日本の文化や風土に合った日本型のアニマルウェルフェア改善技術を開発しています。具体的には、母牛から生後早期に離されてしまう子牛のアニマルウェルフェアを改善する母牛の代わりに子牛の体を刺激する子牛用疑似グルーミング装置や、牛の自律神経機能の変化からストレスや疾病を予測する技術の開発に取り組んでいます。さらに、現代の農業、農村において深刻な問題である、野生鳥獣による農作物被害を低減するための研究も行っています。具体的には、カラスやカモ、スズメといった鳥類、イノシシやシカ、アライグマなどの哺乳類の対策を進めるため、それらの生態や行動などを明らかにし、その知見に基づいた効果的かつ省力的で低コストな対策の技術開発を行っています。

メンバー