農村工学研究部門

施設構造ユニット

研究ユニットの概要

施設構造ユニットでは、農業用ダム等の基幹水利施設の構造に関する研究を実施しています。これまでに建設された施設の健全性を評価し、要求される性能を維持していくためには、科学的知見に基づいた工学的な技術開発による対応が不可欠です。このため施設構造ユニットでは、室内実験や数値解析手法といった基礎的な研究から、実際の施設の挙動観測や観測データを用いた性能評価手法などの応用的な研究までを一貫して実施しています。

研究のキーワード

・振動台、遠心載荷装置や数値解析および原位置評価等によるダム堤体・基礎の地震時挙動の解明及び予測

・ワイヤレス計測器、GPSや地震計を用いた長期供用ダム挙動観測と健全性評価

図1

主要な成果

  • 特許第4422446号「水文域評価装置」:農工研・大成建設(株)・(株)篠塚研究所
  • ワイヤレス間隙水圧計:農工研・坂田電機(株)・東京電力(株)
  • 地震計による堤体の診断方法:農工研・サンコーコンサルタント(株)

研究成果の活用事例

  • 土地改良事業計画設計基準・設計「ダム」基準書・技術書
  • 農業用ダム機能診断マニュアル、国営造成農業用ダム耐震性能照査マニュアル
  • ダム委員会、日本大ダム会議、ダム技術センター等の委員活動
  • 災害復旧支援(兵庫県南部地震、新潟県中越地震、能登半島地震、新潟県中越沖地震、岩手・宮城内陸地震、東北地方太平洋沖地震、など)
図1

メッセージ

施設構造ユニットでは長年にわたり、農業用フィルダム等の基幹水利施設の安全性に関する技術的課題への対策に協力しています。
個別の開発技術に関するご相談から、それら技術を活用した構造物の安全性評価にいたる検討まで、現場との連携による活動を行っています。

図1