農村工学研究部門

水利工学研究領域

水利工学研究領域では、農業生産基盤の強靱化による洪水や渇水の被害軽減と生産の安定化に向け、気象、営農等の予測情報に基づいて洪水・渇水の被害を回避するリアルタイム水管理システムを構築するための技術を開発しています。
近年農業の現場で生じている、豪雨や水不足の頻発化・激甚化、営農の多様化や担い手不足に伴う水管理労力の増大、低平農地の津波・高潮災害等の様々な問題に対し、水源域から沿岸域までを以下の2つのグループでカバーし、水に関わる諸問題の解決を目指します。

  • 流域管理グループでは、流域における水資源・渇水予測手法および洪水被害軽減のための農地・水利施設を活用した流域管理手法、地下水位の潮汐応答解析と地下水年代測定による地下ダム止水壁の機能評価技術を開発しています。
  • 水利制御グループでは、AI等の活用による利水と治水に対応した農業水利施設の遠隔監視・自動制御システムの開発を進めています。

領域長

桐 博英(きり ひろひで)

所属研究グループ