野菜花き研究部門

アブラナ科ユニット

図 一般の品種(左)と4MTB-GSLを含まない新品種(右)で作成した加工品の発色 a)冷凍保存した大根おろし、b)たくあん漬

ダイコン流通量の6割は、漬物、おろし、ツマ、おでん、切干し等、加工・業務用として利用されます。しかし、ダイコンが有する成分グルコシノレート(4MTB-GSL)が原因となり、加工品の保存・流通時に臭いや黄変が発生するため、実需者の間では大きな問題となっています。そこで、4MTB-GSLを含まず、臭いと黄変が生じないダイコン品種の育成を進めてきました。このダイコンはこれまで利用できなかった各種食品原料としての展開も期待されており、民間企業と共同で新たな食品開発研究を進めています。
一方、ハクサイやキャベツでは、土壌伝染性病害の根こぶ病が全国で蔓延し問題となっています。特にキャベツでは根こぶ病に抵抗性を有する品種が少ないため、汚染地域では農薬の使用に頼らざるを得ない状況です。根こぶ病抵抗性選抜用のDNAマーカーを用い、根こぶ病に強度な抵抗性を有するキャベツ品種を育成しています。


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