東北農業研究センター

生産基盤研究領域

名取市における2年3作実証試験。 3.4ha乾田直播圃場 (奥) と2.2ha大豆圃場 (手前) 。

生産基盤研究領域は、農家の動向予測や技術の経営的評価を行う社会科学系の研究グループと、大規模水田輪作の機械化作業体系を研究開発する作業技術グループ、そして作物の安定生産を研究する栽培技術グループで構成されています。

研究目標は、水稲の全算入生産費を40%以上削減するとともに、耕畜連携による持続的で省力的な輪作システムを構築することです。そのために、東北農業研究センター内の圃場区画2haの大規模圃場地区で要素技術の開発を行い、大規模経営体で実証試験を行って栽培技術として体系化を進めています。同時に、社会科学系グループが線形計画法を用いた経営モデルの策定などにより、技術の評価を行っています。

実証研究は仙台平野を主な対象としています。東日本大震災から5年が経過し、津波浸水被害を受けた地域では大区画基盤整備が進み、100ha規模の大規模経営体がいくつか設立されるようになっています。このことは、津波浸水被害を受けた水田地域では、この5年でわが国水田農業の20年後の姿が現れたと、みることもできます。

仙台平野では、写真のような3~6ha区画の圃場も試験的に作られており、このような巨大区画圃場に適する稲-麦-大豆の省力輪作機械化体系およびICT利用技術を開発・実証します。

領域長

中山 壮一 (なかやま そういち)

所属グループ