東北農業研究センター

肉用牛生産グループ

黒毛和種。 自給飼料を食べる牛 (写真上) と、黒毛和種の親子 (写真下) 。

肉用牛繁殖経営と肉用牛肥育経営の2つの視点から、国産牛肉の生産の省力化と低コスト化を目指しています。

近年、肉用牛繁殖経営においては、子畜生産を目的とした受胎率向上や分娩間隔の短縮技術だけでなく、飼養頭数の増加に対応した省力的かつ適正な繁殖管理技術の開発が求められています。そこで、分娩後に再び妊娠が可能となる雌牛を高精度かつ効率的に選抜する技術を開発するとともに、これまでに開発した発情監視システムを修正・改良し、様々な飼養規模・管理に対する適用性や利用性の拡大を図ります。

これらの技術を用いることにより、繁殖用雌牛の効率的な利用を促進し、飼養規模の拡大に伴い煩雑となる繁殖管理業務の適正化・省力化を行い肉用牛の生産性向上につなげます。

一方、肉用牛肥育経営においては、世界的な穀物需要の増加や環境問題への配慮から、輸入穀物飼料に依存しない地域循環型で低コストな肉用牛肥育技術が求められています。そこで、肉用牛を高栄養自給飼料によって肥育することで輸入穀物飼料の利用を低減しつつ、肥育期間を短縮することによってコストを低減する技術を開発し、同時に高栄養自給飼料を給与した牛の肉質を明らかにします。

これらの技術を用いることにより、肉用牛を効率的に低コストで生産する技術体系を構築し、安心安全な国産牛肉の生産につなげます。

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