東北農業研究センター

鳥害の図鑑

あとがき

播いた種籾を鴨雀鶸鳩烏に食べられないために

東北地方においても、省力・低コスト化をめざす直播栽培が広く行われるようになりましたが、それとともに鳥害の発生が問題となってきました。

水稲直播の研究を推進してきた、農林水産省東北農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構東北農業研究センター)総合研究部総合研究第1チームでは、平成5年から「地域先導技術総合研究」、平成7年からは「総合的開発研究」も加えて鳥害対策に取り組んできましたが、鳥害対策は加害鳥の種類やその分布状況によって異なります。

そのため、まず、加害鳥のことを知ってもらうという観点から、この小冊子を発行することとしました。

直播栽培での加害鳥に対する知識が深まり、あなたの田んぼでの鳥害回避のためにいくらかでもお役に立てば、幸いです。

鳥害に関しては、専任のスタッフがいるわけではなく、いまだ手探りのところもありますが、今後も、農家の皆様の取り組みやアイデアなども参考にさせていただきながら、直播栽培の鳥害対策について取り組んでいきたいと考えております。

これまで多くのご支援やご指導をいただいた皆様にお礼申し上げます。

(鈴木祥悟、矢治幸夫、森田敏、関矢博幸)

鳥害の図鑑の作成にご協力いただいたメンバー

倉本器征、原田節也、諸岡慶昇、中島寛爾、赤間芳洋、堀末登、伊澤敏彦、矢治幸、亀川健一、関野幸二、鈴木祥悟、谷本岳、森田敏、関矢博幸、荻原均、業務第1科(盛岡試験地)、業務第3科職員

ご協力ありがとうございました。

Web版「鳥害の図鑑」は東北農業研究センター総合研究第1チームが平成13年に発行したパンフレット「みんなで考えよう!水稲直播の鳥害回避策―まいた種籾を鳥に食べられないために-」をもとに作成しました。

イラスト&説明:鈴木祥悟
Webデザイン: 荻原均