高度分析研究センター

生体高分子解析ユニット

生体高分子解析ユニットでは、農業上重要なタンパク質などの生体分子について、立体構造と機能の解明やプロテオーム解析を行います。タンパク質の立体構造と機能を明らかにするための手法として、X線結晶解析法、核磁気共鳴法、クライオ電子顕微鏡法などがあり、X線回折測定装置、核磁気共鳴装置などが整備されています。計算化学的手法を用いたタンパク質立体構造予測、タンパク質-リガンドドッキングシミュレーション、等温滴定型熱量測定や表面プラズモン共鳴を用いた生体分子間相互作用解析、生体からのタンパク質分離と質量分析を用いた同定など、農研機構で行われるタンパク質をターゲットとした研究を幅広くサポートします。
高機能化タンパク質やタンパク質などに結合して機能を制御する化合物などをデザインし、人や環境にやさしい農薬や機能性作物等の新規開発などへ応用します。また、生物の成長に伴って変化する生体分子の種類や量を明らかにするため、いつ、どこで、どのような生体分子が働いているのかを明らかにし、生命現象の理解を深めます。

ユニット長

稲垣 言要 (いながき のりとし)

メンバー