中央農業研究センター

抵抗性利用グループ

圃場抵抗性を導入したイネの発病抑制効果(左側)
当研究グループでは、環境保全型農業を推進するため、水稲の病害抵抗性品種の持続的利用技術の開発を行っています。抵抗性品種を活用した病害防除は、環境負荷が小さく農薬の削減に結びつくことから、IPMでも基幹技術の1つとして位置づけられています。これまで、新規穂いもち抵抗性遺伝子の座乗領域を同定した他、抵抗性遺伝子の組み合わせによって、その集積効果の作用・大きさに違いがあることを明らかにしました。このほか、圃場抵抗性遺伝子のいもち病菌集団への影響を評価する研究や病斑特性の解析などを進めてきました。
現在は圃場抵抗性導入品種の普及に向けて、抵抗性遺伝子の特性や栽培環境適性などを踏まえた、抵抗性品種の有効な利用方法を明らかにする研究に取り組んでいます。抵抗性崩壊を回避した上で抵抗性品種の導入効果を十分に発揮させる利用方法を提示することを目指します。また、新規穂いもち抵抗性遺伝子を導入したコシヒカリ系統を選抜し、その育種素材としての有用性を明らかにするとともに、抵抗性遺伝子の作用特性や保菌種子率の低減化を考慮した穂いもち抵抗性評価法を構築します。その他、いもち病以外の水稲病害の防除対策、薬剤抵抗性管理に関わる研究にも取り組んでいます。

メンバー

法人番号 7050005005207