中央農業研究センター

虫害防除体系グループ

イネ縞葉枯病罹病イネ と ヒメトビウンカ成虫

当研究グループでは、普通作物で対応が求められている害虫について生態解明を進め、発生予察手法や防除技術の開発・改良を行っています。最近、関東をはじめとする複数の地域では、ヒメトビウンカが媒介するイネ縞葉枯病の発生面積が増加傾向にあり、その対策が急がれています。このため、縞葉枯病とヒメトビウンカの発生生態解明に基づく防除技術の開発を重点的に進めています。開発した技術は技術マニュアルとして技術普及担当機関等に提供し、生産現場での実用化をめざしています。また、水稲の有機栽培等で問題となっているイチモンジセセリ(イネツトムシ)について、発生予察技術の高精度化や効果的な管理技術の開発を進めています。

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