種苗管理センター

ばれいしょ、さとうきびの原原種生産

我が国の基幹的畑作物であるばれいしょ及びさとうきびについては、栄養繁殖性植物で増殖率が低く、ウイルス病や細菌病等に一度感染すると防除が不可能であり、 ウイルス病等が種苗で伝染し、これらの種苗を自家増殖等で繰り返し生産を行うと、産地に蔓延して生産に大きな打撃を与えるとともに、加工業者、消費者にも多大な影響を及ぼすことになります。 このため、健全無病な優良種苗を安定的に生産・供給し、もってその生産性の向上と品質の改善を図ることを目的とし、種苗管理センターでは、ばれいしょ原原種及びさとうきび原原種の生産・配布を行っています。 また、ばれいしょ原原種生産農場においては輪作ほ場を活用し、災害対策用雑穀種子としてそばの生産及び予備貯蔵を実施しています。

(1) ばれいしょ原原種の生産は、健全無病な優良種苗の供給を通じてばれいしょ生産の安定と振興を図ることを目的として、昭和22年に前身となる農林省の付属機関として北海道中央、胆振、後志、十勝、上北、 嬬恋及び八岳の7ヶ所に馬鈴薯原原種農場を設置したことに始まり、その後、昭和35年に嬬恋農場秋作部(後に雲仙農場と改称)を加え、8農場体制でばれいしょ原原種の生産を行ってきました。 昭和61年の種苗管理センター発足当初は、それらを受け継ぎ8農場による生産体制でありましたが、後志農場が平成3年に胆振農場の分場として、その後、平成18年に北海道中央農場の分場となり、7農場1分場の生産体制を維持してきました。 しかしながら、県向けばれいしょ原原種需要の減少に対応した集約化のため、平成18年度をもって八岳農場の生産を終了したことから、現在は6農場1分場の生産体制となっています。

(2)さとうきび原原種の生産は、南西諸島地域におけるさとうきびの生産振興を図るため、さとうきびの減収をもたらす重要病害であるモザイク病、わい化病等に侵されていない優良種苗を供給することを目的に、 昭和40年に鹿児島県の種子島に前身となる農林省さとうきび原原種農場を設置したことに始まりました。 その後、昭和53年に沖縄農場が開設され、2農場の生産体制が整い、種苗管理センターの発足を経て現在に至っています。


法人番号 7050005005207