食品研究部門

食品加工流通研究領域

農場から食卓を結ぶ食品加工・流通技術研究の推進に取り組んでいます

食品加工流通研究領域長 門間美千子(Michiko MOMMA)

研究領域背景

消費者ニーズ・産業ニーズがますます多様化

国産農林水産物素材による健全で高品質な食品を求める声がますます大きくなってきています。また、農林水産業の成長産業化による地域経済の活性化を図る「攻めの農業」を実現するには、国産農林水産物の需要拡大と加工・業務用等の国産農産物シェアの拡大や、健康長寿社会への貢献、和食・和食文化の次世代継承等の新たな国内需要への対応、農林水産物・食品の輸出促進並びにバリューチェーンの構築による高付加価値化が求められています。
これらの多様なニーズに応えるべく食品加工流通究領域では、原材料の品質をそのまま保持でき、また、より付加価値を高める加工・流通技術の開発や、省エネルギー及び資源の循環・再利用技術の開発に向け研究を進めています。

単位操作技術開発とシステム化

食品加工の新たな単位操作技術(加熱、粉砕、混合、分離など)の開発や、既存技術の高度化を推進するとともに、これらを組み合わせてシステム化し、食品産業等の現場への社会実装に役立てます。

お米の特性を踏まえた加工技術の開発と澱粉研究の推進

前身の米穀利用研究所の創設当時から育んできている米穀の各種特性に基づいた加工利用技術開発を更に推進し、新たな米品種の特性や新用途に応じた加工利用技術を開発するとともに、澱粉に関する永年の基礎的研究と応用研究を引き継ぎ、日本の澱粉研究を牽引いたします。

官能評価や消化性に基づく食品の評価技術開発の推進

食品の品質向上に欠かせない技術として、食品の品質を評価する技術があります。食べた場合にどのような味に感じるかを評価する官能評価技術や、食べた後に消化しやすいかどうかを評価する消化性評価に関する技術開発にも取り組みます。

研究課題

  • 食料資源の有効活用や高品質維持のための加工・保蔵技術の開発とそのシステム化
    (粉砕、加熱、冷凍、乾燥等の単位操作と米等の加工利用技術)
  • 農産物の用途拡大や高付加価値化のための加工・評価技術の開発そのシステム化
    (タンパク質や澱粉等の成分特性に基づく穀類の加工利用技術)
  • 農産物の品質や機能の維持のための工学的先端加工技術の開発
    (交流高電界処理等電気プロセスの利用や膜処理等の先端加工技術)
  • 品質保持・向上、安全性確保のための食品評価及び品質制御システムの開発
    (高圧利用加工技術や官能評価、消化性評価等の品質評価技術)
  • 農産物・食品の品質維持のための包装・貯蔵・輸送技術の開発とそのシステム化
    (流通・貯蔵段階の各種品質劣化要因の解析と品質劣化防止技術の開発)

主な研究成果

研究成果情報(食品総合研究所)

所属ユニット


法人番号 7050005005207