食品総合研究所

放射性物質影響ワーキンググループ

名称

放射性物質影響ワーキンググループ

設置目的

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  東日本大震災後の放射性物質の食品への影響について、震災直後より食品企業や消費者から問い合わせが急増したこと、また、放射性物質の影響が長期間に渡ることが予想されることから、研究領域やユニットの枠組みを越え、所全体でこの問題に取り組むためワーキンググループを設置した。主な活動は次のとおりである。
(1)食品と放射性物質に関する情報の発信、
(2)国からの要請による迅速な研究活動、
(3)国内および世界に発信すべき基礎的研究の推進
学会発表その他の研究成果

構成員

  所長 大谷 敏郎
グループリーダー 企画管理部長 川本 伸一
副グループリーダー 食品安全研究領域長 等々力 節子
メンバー 放射性物質影響研究コーディネーター 濱松 潮香
  放射性物質影響研究コーディネーター室 八戸 真弓
放射線食品科学ユニット 亀谷 宏美
食品分析研究領域長 亀山 眞由美
穀類利用ユニット長 奥西 智哉
食品工学研究領域長 鍋谷 浩志
  食品工学研究領域 上席研究員 曲山 幸生
  製造工学ユニット長 岡留 博司
  反応分離工学ユニット長 萩原 昌司
流通工学ユニット 根井 大介
  応用微生物研究領域長 北村 義明
  発酵細菌ユニット 木村 啓太郎
  業務推進室長 石川 豊
  連携共同推進室長 濱松 潮香

(メンバーについては、技術開発の状況に応じ、機動的に変更する。)

期間

平成23年3月25日発足、当面の間、活動。

これまでの活動

事故後の速やかな情報発信

(1) 2011年3月22日に情報サイトを食総研ホームページに公開

(2) 緊急国際シンポジウムの開催 2011年4月18日 参加者1049名

学会発表その他の研究成果

WGによる投稿論文、学会発表リスト

  • 農産物中の放射性セシウムの簡易スクリーニング法の開発
    「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータによる穀物試料の放射性セシウム測定-環境放射線の遮へい効果とGe半導体検出器測定との相関-」、日本食品科学工学会誌、58(9)、464-469(2011)。日本食品科学工学会平成24年度論文賞受賞(平成24年8月29日)。
    成果情報:農産物中の放射性セシウムの簡易分析法の開発(2011年)
  • 大麦・小麦の加工工程における放射性セシウムの動態解析
    「平成23年産麦類の加工工程における放射性セシウムの動態解析」、第103回 日本食品衛生学会 学術講演(平成24年5月11日)。
    成果情報:麦類の加工工程における放射性セシウムの動態解析(2011年)
  • 小麦の製粉工程およびうどん調理での放射性セシウムの動態解析
    Dynamics of Radioactive Cesium (134Cs  + 137Cs) during the Milling of contaminated Japanese Wheat Cultivars and during the Cooking of Udon Noodles made from the Wheat Flour, Journal of Food Protection, 75(10), 1823-1828 (2012)。日本食品科学工学会第59回大会一般講演(平成24年8月30日)。
    「うどん調理における放射性セシウムの動態解析」、日本食品科学工学会誌、61(1)、34-38、(2014)。日本食品科学工学会第60回大会一般講演(平成25年8月31日)。
    「乾麺の製麺・調理における放射性セシウムの動態解析」第107回日本食品衛生学会学術講演会(平成26年5月15日)、日本食品科学工学会誌、62(1)、56-62(2015)。
  • 中華めん調理での放射性セシウムの動態解析
    「中華麺の調理工程における放射性セシウムの動態解析」、日本食品科学工学会誌、60(1)、54-57、(2013)。日本農芸化学会2013年度大会一般講演(平成25年3月26日)。
  • 大麦の麦茶加工工程における放射性セシウムの動態解析
    「麦原料から麦茶浸出液への放射性セシウムの移行率」、日本食品科学工学会誌、60(1)、25-29、(2013)。第49回アイソトープ・放射線研究発表会一般講演(平成24年7月10日)。
    2013年日本清涼飲料研究会奨励賞受賞(アサヒ飲料株式会社との共同受賞)「大麦原料及び緑茶原料から浸出液への放射性セシウムの移行率の検討」(平成25年10月23日)。
  • 放射性セシウムを含む玄米認証標準物質の開発-国際規格に従った仕様で2012年8月31日から頒布開始-(平成24年8月30日):プレスリリース
    成果情報(主要普及成果):放射性セシウムを含む玄米粒認証標準物質(2012年)
    第50回アイソトープ・放射線研究発表会一般講演(平成25年7月4日)。
  • 米の加工と調理工程における放射性セシウムの動態解析
    玄米のとう精および炊飯における放射性セシウムの動態解析」第106回 日本食品衛生学会 学術講演(平成25年11月22日)、日本食品科学工学会第61回大会一般講演(平成26年8月30日)。
    Distribution of Radioactive Cesium (134Cs plus 137Cs) in Rice Fractions during Polishing and Cooking. Journal of Food Protection, 78(3), 561-566 (2015)
  • 大豆の調理・加工工程における放射性セシウムの動態解析
    Dynamics of Radioactive Cesium (134Cs and 137Cs) of the Contaminated Japanese Soybean cultivar during the preparation of Tofu, Natto and Nimame,Journal of Food Protection, 76(6), 1021-1026 (2013)
    成果情報:「放射性セシウムの大豆の加工・調理における加工係数
    第105回 日本食品衛生学会学術講演(平成25年5月16日)。
    (公財)すかいらーくフードサイエンス研究所 第25回(平成24年度)学術助成金による研究成果発表会(平成25年11月11日)。
  • 農産物中の放射性ストロンチウムと放射性セシウムの濃度比(国立医薬品食品衛生研究所との共同研究)、第107回日本食品衛生学会学術講演会(平成26年5月15日)。
  • ソバの加工・調理における放射性セシウムの動態解析
    第108回 日本食品衛生学会 学術講演(平成26年12月4日)。
  • 放射能測定の試験所間比較
    第51回アイソトープ・放射線研究発表会一般講演(平成26年7月8日)。
    第108回日本食品衛生学会 学術講演(平成26年12月4日)。
  • 総説
    「国内農畜水産物の放射性セシウム汚染の年次推移と加工·調理での放射性セシウム動態研究の現状」
    日本食品科学工学会誌、62(1)、1-26(2015)。

その他のお知らせ

  • 技能試験(放射能濃度測定)等について
    2012年8月31日より頒布を開始した玄米の認証標準物質と同等品を用いてゲルマニウム半導体検出器を対象として、2Lマリネリ容器による相互比較試験を2013年1月から、放射能測定技能試験(U8容器、2Lマリネリ容器)を2013年5月から実施しました。また、2015年1月から新たな技能試験を開催しました。

    2013年8月より頒布を開始した玄米の認証標準物質と同等品を用いて、2013年12月よりシンチレーション式放射能測定器を対象に、相互比較試験(確認試験)を実施しました。

  • 食品分析・標準化センター標準物質生産部門の一員として、平成25年7月に、標準物質にかかる放射性セシウム濃度測定の試験について、(独)製品評価技術基盤機構認定センターからISO/IEC 17025に基づく認定(ASNITE0018T)を取得しました。 

  • 「食総研・産総研ジョイントシンポジウム2012-食品の放射能測定の信頼性確保に向けて-」の講演予稿集
    若干の余部があります。ご希望の方は、放射性物質影響研究コーディネーターまでご連絡下さい。