食品総合研究所

微生物評価ユニット

役割

自然界には多種多様な微生物が生息しており、それらの一部は食品の製造などに利用されていますが、まだ未利用の微生物も多く残されています。本ユニットではこれらの微生物の分布調査、遺伝子解析や分子生物学的手法による特性評価や検出法の開発、さらに分離微生物株の分類や保存に関する研究を行っています。

 

主な研究テーマ

微生物の分布、生態に関する研究

食品関連微生物の分布やDNAマイクロアレイなどの分子生物学的な検出法に関する研究を行っています。

DNAマイクロアレイを用いたパツリンの変異原性の解析技術
DNAマイクロアレイを用いたパツリンの変異原性の解析技術を開発しました。遺伝子情報解析が完了している酵母細胞の全DNA を搭載したDNAマイクロアレイを用いた発現解析を行う技術で、天然毒物の毒性試験を少量で行うことができる、農薬や重金属などの環境に存在することが予測される化学物質との複合毒性試験が可能である、食品中に含まれる未知の化合物の毒性も解析できるなどの特徴があります。

メンバー

ユニット長
岩橋 由美子(いわはし ゆみこ)/専門:分子生物学

研究員
鈴木 忠宏(すずき ただひろ)

 

主要成果

  • M. Saito, S. Machida: A rapid identification method for aflatoxin-producing strains of Aspergillus flavus and A. parasiticus by ammonia vapor, Mycoscience, 40 (2), 205-211 (1999)
  • M. Saito, D. R. Rai, R. Masuda: Isolation of Penicillium hirsutum from spoiled, packaged asparagus spears in Japan, Journal of General Plant Pathology, 69 (5), 304- 306 (2003)
  • L. Okushima, M. Saito, S. Sase, P. Ling, M. Ishii: Special characteristics of Penicillium species using a frequency controlled liquid crystal filter, Biosystems Engineering, 88(3), 265- 269 (2004)
  • W. Chai, Y. Handa, M. Suzuki, M. Saito, N. kato, C. A. Horiuchi: Biodegradation of bisphenol A by fungi, Applied Biochemistry and Biotechnology, 120 (3), 175- 182 (2005)