農業環境変動研究センター

有害化学物質研究領域

環境中には、自然由来の有害元素や人為由来の有害化学物質など、人に対して危害要因となる有害化学物質が存在します。そのため、作物生産現場において、このような有害化学物質を作物が過度に吸収しないようにコントロールすることが求められています。

有害化学物質研究領域では、ヒ素・カドミウムなどの有害元素、放射性同位元素、および過去に農薬あるいは工業製品に使用された残留性有機化合物について、それらが作物に吸収されるのを抑制し、安全性の高い作物が生産できる技術の開発に取り組んでいます。

主な対策技術としては、有害化学物質の吸収量が少ない作物新品種を育成する、資材施用や水管理などの営農管理により有害化学物質の作物吸収を減らす、土壌中の有害化学物質を除去または分解するなどを検討しています。また、有害化学物質の土壌中での分布状況を的確に把握して汚染状況を評価する手法や、作物吸収を予測する技術の開発、これらすべてに共通して必要となる新しい分析手法の開発も実施しています。


領域長

加藤 直人 (かとう なおと)

所属研究ユニット

法人番号 7050005005207