農業環境変動研究センター

環境情報基盤研究領域

環境基盤情報に関するデータベース

農業環境変動研究では、気候変化などの環境変動に対応するために多くの研究が進められています。例えば、食料生産の変動予測、高CO2や高温に対する作物・生態系の影響評価、異常気象に対応した栽培技術の高度化、温室効果ガス排出量の算定法や緩和技術開発、生物多様性への影響評価や生態系サービス評価法などです。これらの研究で得られた成果を、みなさまのもとにお届けするためには、近年の情報通信技術(ICT)の急速な進歩に合わせた情報発信を行っていく必要があります。具体的には、これまでに蓄積された情報の活用、多種・多様で大量の情報を取得し取り扱う技術、そして個別の情報を統合的に利用できるようにし、目的のための評価に活用する技術、これから得られる環境情報を迅速に発信する技術など、環境情報の活用を促進させることが必要であり、そのための環境情報に関する基盤研究が求められています。

このようななか、当研究領域は、25人の研究者が、土壌資源評価ユニット、昆虫分類評価ユニット、農業空間情報解析ユニット、統計モデル解析ユニット、総合評価ユニットの5つのユニットを構成して、環境情報活用促進のための研究を行っています。

土壌資源評価ユニットでは、土壌調査によって得られた情報、長年にわたって測定した放射性物質の監視情報をもとに農業生産の基盤となる土壌資源情報の収集と分類、発信に関する研究をしています。
昆虫分類評価ユニットでは、約135万点に及ぶ昆虫標本を利用して、同定と分類、そしてこれら昆虫標本に付随した情報を活用する研究をしています。
農業空間情報解析ユニットでは、人工衛星、航空機、ドローン等のリモートセンシング情報と地図を利用した研究をしています。
統計モデル解析ユニットでは、統計学的なデータ解析手法と数理的なモデリング手法を基礎として、農業環境でみられる様々な現象の記述とその予測に関する研究をしています。
総合評価ユニットでは、いろいろな情報を統合的に利用して環境を保全するための研究と、これらの情報を発信する手法開発に関する研究をしています。
これらの研究を通して、みなさまが直面する問題に対応するために、情報を簡単に入手でき、科学的根拠に基づいた意思決定を支援ができる、環境情報基盤を構築することを目指しています。


領域長

神山 和則 (こうやま かずのり)

所属研究ユニット

法人番号 7050005005207